今日のカード「ピースサイン ニャル子」他4枚

今日のカードが『這いよれ!ニャル子さんW』のブースターになった。
ピースサイン ニャル子
このカードでサポートしたら、そのアタックの終わりにリングを更新できる自動能力。
これは割りと使い勝手が良い効果だと思う。基本的な使い方は、ターン最後のアタックをこのカードのサポートで行い、エントリースパークやリングが防御力がより高いキャラに交代するのに期待する事だろう。
もしくは、リングの攻撃力が弱い場合に1回目のアタックで使用して、リングがより攻撃力の高いキャラや残りのベンチでパートナーアタックできるキャラに交代する事を期待するとか。
気をつけないといけないのは、この技の誘発タイミング。{アタックの終わり}なので、サプライズの誘発タイミングと一緒。
つまり、相手のリング更新を確認してから、リングを更新するか決めて良い。
また、相手のサプライズも同時に誘発するので、サプライズ誘発の有無を見てから、リングを更新するか決めて良い。逆に言うと、この効果で更新されたリングを見てからサプライズの誘発させる・させないを対戦相手は選ぶ事が出来ない。
もっとも、相手がサプライズを誘発させる・させないで揉めない様、注意を払った方が良いかもしれない。この技を使用したい場合は「他に誘発する能力はありませんか?」と確認した方が良いだろう。サプライズは誘発させない事を選べる自動能力なので、誘発するタイミングで誘発させなかったら、フロアルール的には誘発しなかった事を選んだと見なす。が、こっちに手順上の過失が無い事をジャッジにアピールできるよう、上記のような確認を行うのがベターである。

ところで、このカードは称号<惑星保護機構>でシナジーする。
這いよれ!ニャル子さんW』に登場する惑星保護機構の宇宙人は、ニャル子さんとクー子、クー子の従姉:クー音、あと10話「ユゴス・アタック」以降のハス太君が該当する。
この4人で共通する称号になるのだろうか? 作品共通の技属性として《混沌》があるのに、わざわざ微妙な狭さの称号を新設した意味が解らないね。
また、『這いよれ!ニャル子さんW』はクトゥルフ物である。他のクトゥルフ物作品がVスパークに参戦した場合、原典繋がりのファンデッキを組みたくなるのが人情だと思う。今までのカードは称号で原典題材を使っていたから、そう言う称号を参照するカードを作ることで上記のような要求に応えられるデザインであった。が、そう言う要素の無い称号を新設する意義は薄いと思う。

■釤進撃の邪神”ニャル子
カード名の「進撃の邪神」は今期アニメ1話のサブタイトル。「ピースサイン ニャル子」は手抜き感が強いカード名で気に入らないけど、サブタイトルから取っているカード名は好感が持てる。
エントリースパークの、選んだカードを自分のベンチに置くのは、既に他のキャラが置かれているベンチに置いても良い。ルールにより元から置いてあった方のベンチキャラは捨て札される。また、見た2枚がどちらもベンチに置きたくない場合は、0枚を選んだ事にして何もベンチに置かない選択も可能。
なお、フレーバーテキストは『北斗の拳』のラオウの有名な台詞のパロディ。この台詞をパロディにしてる作品は他にもあるが(例えば『えびてん 公立海老栖川高校天悶部』とか)、そう言うシーンをカード化しているTCGが見当たらなかった。そう言うカードがあれば、パロディ元にできて面白い事になったのに残念だ。

■抑えきれない不安 ニャル子
このシーンは『Wind -a breath of heart-』の鳴風みなもが行った有名な問い詰めのパロディなんだけど、カード名とか効果とかで活かされていないのが残念。

■一緒にお風呂 ニャル子
アビリティフェーズに、手札を1枚切ってリングを更新する、定番の起動能力。
能力を使った後にベンチ内容を調整する手段が無く、運頼りだから、普通は使い道が無い。

今日のカード「ちびハス太」「暮井珠緒」

今日のカードは『這いよれ!ニャル子さんW』から前のブースターでは1枚しかカード化されていなかったハス太君と、1枚もカード化されていなかった暮井さん。
■ちびハス太
技属性も称号も前のブースターから引継ぎ。
TDなので参照は《混沌》技。
ハスター星人であるハス太君が《混沌》を持っているのは違和感あるんだけど、《混沌》技をオブシディアン製の装備なら防げるような文字通りの意味ではなくて、単に作品共通の属性だと考えれば良いのだろう。まぁ、こんな理解に苦しむ技属性を作るくらいなら、素直に作品名参照にすれば良かったと思うんだけど。
今後出るブースターだと、称号を参照してキャラ単が組めるようになる事を期待したい。

■暮井珠緒
位置付け的にはサブヒロインの1人?
ほとんど登場しない話もあるのだけど、重要な位置を占める話が割りと多いキャラ。平凡な地球人キャラだと思っていたら、最新刊である11巻で、イースの偉大なる種族に対する過剰適合者であると言う人外設定が追加されていた。

称号は<歩くスピーカー>。
原作1巻から登場してるあだ名だから妥当なんだけど、個人的には<イースの偉大なる種族との過剰適合者>みたいな称号が来るかと予想してた。そうすれば、ブースターで{称号に“イース”を含む〜}みたいな参照の仕方ができるから。何と言っても『這いよれ!ニャル子さん』において超銀河イースは関しては「2人の女神と6人の神官に守られた空に浮かぶ島」「2人の女神の力が失われて災厄がはびこった時、どこからともなく赤毛の少年冒険家が現れて島を救ってくれた」「彼の使用した謎の剣術『半キャラずらし』」等の描写して『Ys』をパロディに使っている。
原作者の逢空万太さんはRPGとかも好きらしくて日本ファルコムRPGのネタを良く使っているからね。他にも、クー子が自分を良い子だと主張する為に「カルマ値が0」と主張すると言う『ドラゴンスレイヤー』シリーズのネタを使用してるし。
残念な事に、称号に“イース”を含むを参照したところで『Ys』シリーズのから起こされたカードを参照できないのだけどね。

技属性は《混沌》のみ。前のブースターでは真尋さんやよりより先輩ら地球人は皆《混沌》のみで他に技属性を持っていなかったから、それに習ったのだろう。
固有の技属性を持たないって事は、ブシロード的にはサブキャラ扱いで今後出るブースターでキャラ単が組めないのか?

TDなので参照は《混沌》技。
地球人である暮井が《混沌》を持っているのは違和感あるんだけど、《混沌》技を文字通りの意味ではなくて、単に作品共通の属性だと考えれば良いのだろう。まぁ、こんな理解に苦しむ技属性を作るくらいなら、素直に作品名参照にすれば良かったと思うんだけど。

今日のカード「疾走するニャル子」

今日の昼頃に元Vスパーク担当ディレクターのサキオカさんがツイッター上でニャル子さんの技属性が《土》な事に対する質問に答えていた。
内容的には、昔俺が地上波アニメ1期参戦の時に書いた説明と同じだったけどね。(http://d.hatena.ne.jp/Nakaji_c/20120806)
Vスパークの技属性は原作ファンとしては意味不明だったり、「そんな共通項で他作品の同じ技属性のキャラと混ぜてデッキ組みたくないよ」と思っちゃうような物が多いが、ニャル子さんの《土》に関してはかなりナイスな選択だと思っている。
便乗してクー子やハス太君が《混沌》な理由を聞こうかと思ったけど、作品共通の技属性にそんな事を言っても野暮なので自制した。
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閑話休題
今日、公開された「疾走するニャル子」は、先週月曜日に公開された「“新妻”ニャル子」のパートナー。
デザインとしては、ベンチの適当な《混沌》をこのキャラの技でレストしてドローした後、「“新妻”ニャル子」の技でサクってパートナーアタック2回ってデザインなのだろうね。
後は1ターン目に降ってきて通常アタックを1回しても相手を倒せない時ぐらいしか、この起動技を使うタイミングは無いと思う。

今日のカード「“ハンドパペット”ニャル子」

イラストは地上波アニメ1期(アニメ3期)のEDから。
称号は前のブースターで採用されていた<這いよる混沌>。混ぜて組めますね。
効果は新キーワード能力のサプライズ。
こう言う形で、サプライズが登場する前のブースターのデッキにもサプライズが供給されるのは良いですね。
ただ、効果は弱い。いわゆるリアニメイトなんだけど、空いているベンチにしか置けない。ただでさえ誘発するタイミングが限られるサプライズなのに、加えてベンチが空いていないと意味が無い。
一応、ベンチが空いてなくても誘発できるので、サプライズ置き場を空けたり、コストを払わずにフィールドへ置いたりする為に誘発させるのも可能。

あと、いつも思うんだけど、カード名にセンスが無い。
もう少し作品と特長とかキャラの口癖とかを織り込んで欲しい。

今日のカード「“やきもち”クー子」

今日、ヴァイスシュヴァルツやChaosTCGのプロデューサ達が「ブースターの予約は大事」と言う趣旨のツィートをしていた。そんな事を言われても『這いよれ!ニャル子さん』のエクストラブースターでクー子とハス太君のキャラ単が組めなかった事件以来、ブシロードの製品は怖くて俺には予約が躊躇われる。
TD4つなら6千円程度の買い物だから、手に入らなかった時のリスクを考えると、期待通りのデッキが組めない可能性に目を瞑って予約できる。が、ブースターとなると何万もする買い物だから、お目当てのキャラを活躍させるデッキが組めないとなったら、痛手だ。
カードリストが出てから購入を決めても遅くない。
ショップや問屋やメーカの在庫が切れてフレッシュパックが買えなかったとしても、最悪シングル購入やトレードでも入手可能だからね。

今日のカードはクー子。
クー子は、前述の通り、前のパックには7種類しか収録されず、プロモのもう1種類を併せても、Vスパークの特徴であるキャラ単デッキが組めなかった。
一昨日に公開されたニャル子さんのカードと違って、前のパックで参照している称号<クトゥグア>を継承している。
前のパックと今回のTDと今後出るブースターを併せれば、称号<クトゥグア>軸でクー子のキャラ単が組めるかもしれないね。

今日のカード「“新妻”ニャル子」

前にTDに対するToCaGeのニュースを見た時、作品名にWが入っていなかったから地上波アニメ1期(Flashアニメ版を含めると3期目)の版権でTDが出るのかと思ったら、公開1枚目から今放映してる地上波アニメ2期目の版権で驚いた罠。

新規に作られた称号が気に入らないね。
前のエクストラブースターではニャル子さんの称号は<這いよる混沌>と<ニャルラトホテプ>であった。
這いよれ!ニャル子さん』ってコンテンツは何が支持されている要因かと言えば、クトゥルフ物である事と多彩なパロディである。
この内のクトゥルフ物である部分はVスパークでは称号に反映されていた。
それが無くなっているのが気に入らないね。
カード化されそうな範囲で<惑星保護機構>に所属してるキャラはニャル子さん,クー子,ハス太君,クー音。この辺でデッキが組める(=真尋さんやシャンタッ君や頼子母さんや暮井やアト子は組み込めない)デザインにする為に称号を変えたのかと思ったら、テキストで参照しているのは技属性《混沌》。前のエクストラブースターで作品共通の技属性として採用されていたものである。
前のエクストラブースターの称号参照の効果を受けないデザインにしたいだけなら、原典でニャルラトホテプに対して使われている他の別名にすれば良かったのに。原作での使用頻度から考えると<無貌の神><月に吠えるもの><燃える三眼>辺りが妥当だった。

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僕は友達が少ないNEXTで公開された今日のカードについては毎回、記事を書こうとしてたけど、ゴールデンウィークで家に居なかった時に記事を書かないカードを貯め過ぎて、消化する気になれなくて投げ出してしまった。
ニャル子さんのTDは頑張って最後まで書こうと思う。
同時発売の『デート・ア・ライブ』と日替わりになるだろうから、公開されるカードは少なくなるので、毎回、記事を書けると思いたい。

今日のカード「勇気を出して前進 夜空」他4枚

■勇気を出して前進 夜空
起動能力の方で公開したサプライズ置場のカードが《ヒロイン》を持っていなかった場合、そのまま裏向きでサプライズ置場に戻します。
通常、表向き状態になったサプライズ置場のカードは総合ルール「9.7. サプライズ置場の不正処理」によって捨て札されます。ですが、総合ルール「4.9. カードの配置状態」の4.9.1.6.1.により、公開されたカードと表向き状態のカードは別物だと定義されています。

■微笑する夜空
特に言う事がないので割愛。

■お願いを聞く夜空
アタックによってリングのカードがリタイヤ置場に置かれてこのカードがエントリーした場合、スパークの効果でサプライズ持ちのカードをサプライズ置場に置いたなら、そのアタック中にサプライズの効果が誘発します。
総合ルール「7. アタックフェイズ」に定義されているアタックの手順だと、「7.1.5. アタック解決ステップ」でリングがリタイヤ置場に置かれてリングが更新した後、「7.1.6. アタック終了ステップ」でサプライズを持ったカードの誘発がチェックされるからです。

■ドッキリハプニング夜空
永続効果によって同一のカードが複数の称号・名称を持っている場合とかの特殊な状況で何枚引けるかは、発売直後のQ&Aや総合ルールの公開待ちになるかな。
リングにA、ベンチにA,B,Bってある場合は、多分4枚引けるで良いと思う。
フィールドに「紅葉 知弦/美人女子高生(DD/029)」が2枚ある場合、2枚なのか6枚なのか(永続効果で称号:<女王>と<書記>が付与されるので「紅葉 知弦/美人女子高生」が2枚、「紅葉 知弦/女王」が2枚、「紅葉 知弦/書記」が2枚と数えると6枚になる)は総合ルールからは読み取れないな。
また、フィールドに「椎名 深夏/ツン100%メイド(DD/003) 」2枚と「椎名 深夏/副会長(DD/031)」1枚がある場合に、2枚なのか5枚なのかも(永続効果で称号:<副会長>が付与されるので「椎名 深夏/ツン100%メイド」2枚と「椎名 深夏/副会長」3枚と数えると5枚になる)読み取れないな。

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あと、ツイッターで浅野Dが他にもカードを公開してた。
http://p.twipple.jp/jQaRj
http://p.twipple.jp/nr5Oq

理科のベンチをサクってキャンセルは良いですね。自分のベンチを能動的に空けられるのは強いですから。
今まで1枚も公開されなかった星奈も公開されていて、持っている技属性は《お嬢様》《肉》は変らず、参照は《お嬢様》技になっている。
星奈は、萌え属性的な意味でお嬢様キャラのテンプレに従った(その上で巧みに残念さを醸し出している)キャラなので、他作品の《お嬢様》と混ぜて違和感のないキャラである。そう言うキャラが《お嬢様》技参照の効果を持っていて、スタンでお嬢様デッキを作る中核になるのは良い傾向だよね。問題は、他の作品の《お嬢様》の中には、『ロウきゅーぶ!』の三沢真帆みたいに萌え属性的な意味でお嬢様キャラっぽくない性格や言動の娘がいる事だけど。