今日のカード「Re Pure 亞里亞」「長女 海晴」

今週からG's3.0の公開が始まりましたよ。
興味が薄い作品のカードについて語るのは気が進まないので、俺的に原作が大好きなシスプリべびプリのカードのみ語る。

Re Pure 亞里亞/12人の妹
シスプリからのトップバッターが亞里亞なのはS友さんの差し金なのだろうか?
このカードは褒めるところばかりで気分が良い。
パートナーは「兄やの妹 亞里亞」と、亞里亞の別名カードなのは良い。G's1.0では、原作的に根拠の無い、別のヒロインとパートナーが組まされている点は批判されていたが、それが改善された。
……問題は、全キャラ1人2種類カード化すると24枚のプールが必要だが、今回のエキスパンションでシスプリのプールは17枚と発表されている事。1人2枚なのが5人だけって可能性が高い。残りの7人はどうなるのか? 同カードがパートナーなら良いけど、G's1.0同様に原作的に根拠の無い、別のヒロインとパートナーが組まされているのは勘弁して欲しい。
また、前々から、1人のキャラで複数のカードを作る際、カード名に適当な物が散見されて、デベロッパーやパブリッシャーが作品愛やキャラ愛に欠けているように見えて嫌な気分になる事が多かったが、今回のカード名はそう言うことが無くて良かった。シスプリらしいカード名になっていて良かった。
あと、称号が<12人の妹>なのか。俺の「咲耶/純潔のピーチ」12枚が火を噴くぜ! ( http://d.hatena.ne.jp/Nakaji_c/20100131#p2 )
それにしても、天広直人さんの絵はイラストアドが高いね。

■長女 海晴
大絶賛のシスプリと比べて、非難するべきポイントがあって萎えたのがべびプリの海晴。
G's1.0で批判されてG's2.0で改善されたはずの、原作的に根拠の無い、別のヒロインとパートナーが組まされている問題が再発している。パートナーが「十九女 あさひ」になっているのだ。
原作的に根拠の無いパートナーの何が問題かって、パートナー同士でデッキ投入が強いられている事。この手の「たくさんのヒロインを用意して、誰か1人でも気に入ってもらう事でユーザに楽しんでもらう」戦略の作品だと、ユーザ各自の中で全ヒロインが「好きだからデッキに入れたいヒロイン」「嗜好や性癖に合わないから、デッキに入れたくないヒロイン」「興味が薄いから、デッキに入っても入らなくても構わないヒロイン」に分かれてしまう。そう言う作品で、わざわざ異なるヒロインのカード同士をパートナーにするのは、ユーザの需要を読めてない。あるユーザにとって、デッキに入れたいヒロインのパートナーがデッキに入れたくないヒロインになっている、って事が発生する可能性があるからだ。そう言う不具合が発生した場合、原作的に根拠のある組み合わせならまだ納得できるが、原作的な根拠すら無ければ納得は難しい。
今回のエキスパンションでべびプリのプールは19枚と発表された時点で、こうなる事は薄々気が付いていたけど、ブシロードならこの問題を回避してくれるかも知れないと期待していたが、結果として裏切られてしまった。

また、このカードの効果は、G's1.0のべびプリのカードとG's2.0のべびプリのカードを混ぜて使えるようにするような技属性・称号付与である。つまり、現状だとG's1.0とG's2.0を混ぜて使うには、海晴の投入が必須となるデザインに見える。これもやはり、原作的な根拠の無いパートナーと同じ問題を抱える。

このカードの効果を歓迎できるのは、原作のべびプリファンよりも、原作関係なく遊んでいるTCGマニアだろう。同じような役割を果たすカードが他にも複数出るなら話は別だけど。

今後発売されるエキスパンションでは上記の問題が改善される事を期待したい。