《悪魔の瘢痕》はセット宣言時にコストを支払う必要があるのか?

以下は、mixiで書いた上記の質問に対する回答の転載。
「セット宣言可能」って書いてあるテキストには、「コストを支払って」「コストを支払わず」って書いてあるカードもある。そう言うテキストの場合は、特に記述が無い場合は、コストを支払う必要が無い/コストを支払う必要があると判断した上での類推。

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結論から言うと、《悪魔の瘢痕》はブレイクカードのセット宣言時にコストの支払いが必要になると考えます。
アクエリのルールの解り難い所なのですが、「セット宣言可能」って書かれていた場合、実際にそのセット宣言をする際に、テキスト上に言及がなくてもコストを支払う場合と、コストを支払わない場合の2パターンがあります。

○コストを支払う場合
セット宣言のルールを変更する効果の場合、コストを支払います。
具体的に言うと、ブレイクカードをセット宣言できるタイミングをプロジェクトカードのタイミングではなくファストカードのタイミングにしたり、手札からしかセット宣言できないものをダメージ置き場や捨て札置き場からセット宣言できるようにしたりする効果です。
これに該当するものは、プロジェクトカード・ファストカードだと、持続時間の属性アイコンが『持続』(砂時計)になっています。(《メタモルフォシス》や《全員集合アイドルコンサート》などです)
ブレイクカードやパーマネントカードのアビリティに書かれている「セット宣言可能」も、基本的に、これに該当します(エリーやジャスティスハートなど)。

○コストを支払わない場合
解決時や特定の条件を満たした場合にセット宣言を行う効果の場合、コストを支払いません。
代表的なのは《反魂の術》ですね。QA-1637でコストを支払わないと裁定が出ています。
これに該当するものは、プロジェクトカード・ファストカードだと、持続時間の属性アイコンが『瞬間』(稲妻のマーク)になっています。

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《悪魔の瘢痕》は、持続時間の属性アイコンが『持続』で、下に裏向きで置いたカードを、ファストカードのタイミングで、必要ファクターを無視してセット宣言可能にする効果です。セット宣言のルールを変更する効果の場合に相当しますので、実際にセット宣言を行う場合は、コストを支払う必要があると結論付けられます。

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