『BLAZBLUE』独自の非ネームキャラ/軽ブレイクに対する考察

エキストラエキスパンション第2弾である『BLAZBLUE』には、新規デザインの非ネームのキャラや軽ブレイクが収録される旨、OHPに掲載されている。
エキストラエキスパンション第1弾であった『クィーンズブレイド』収録の非ネームのキャラや軽ブレイクは、既存のエキスパンションから再録であった事と比べると、『BLAZBLUE』の処置は斬新である。
推測するに、分類的な問題を解決するために新規デザインのカードを出したのだろう。
BLAZBLUE』の世界観に合致した分類を持つ既存のカードが無かったのではなかろうか?
これは、『BLAZBLUE』に興味を持つユーザにとっては良い話である。
BLAZBLUE』のエキスパンションに、『BLAZBLUE』のネームブレイクと分類的に合致する非ネームのキャラら軽ブレイクが収録されるのだから、『BLAZBLUE』の版権キャラクターを使ったアクエリを堪能するのに際して、アクエリ既存のエキスパンションを買い求めなくて済む。

    • -

近年、ブシロード社製のTCGが人気を得ているが、その理由の1つにネオスタンダード制度が挙げられる。これは、ブシロード社製TCGの大会でメインとなっているレギュレーションである。ネオスタンダードの大会に参加するプレーヤーは、好きな版権タイトル1つを選び、その作品のカードのみでデッキを作る。例えば『アイドルマスター』が好きなユーザならアイマス単のデッキを用意すれば良い、『魔法少女リリカルなのは』が好きなユーザならなのは単のデッキを用意すれば良い。つまり、ブシロード社製のTCGでは、自分の好きな版権タイトルだけ買っていれば良く、大会で勝つ為に、自分の知らない版権のカードを買う必要が無い。
アクエリのエキストラエキスパンションにおいても、『BLAZBLUE』に興味のあるユーザは『BLAZBLUE』のエキスパンションだけ買えばゲームを遊べるのだから、非常に遊び易いと言える。こういう手法は、前述の通り、他のTCGが成功と言う形で正しいことを証明してる。

    • -

ただ一方で、『BLAZBLUE』に興味の無い既存のアクエリユーザからすれば、正規のエキスパンションのみ購入して、興味のないエキストラエキスパンションは購入したくない。これは、『BLAZBLUE』に興味のあるユーザは『BLAZBLUE』のエキスパンションだけ買いたいと言うのと同じである。
版権キャラのネームブレイクだけなら新規カードならともかく、正規エキスパンションのカードを使ったデッキを強化できる、分類的に今まで存在しなかった非ネームのキャラや軽ブレイクが、エキストラエキスパンションでのみ入手可能と言う状況は好ましくない。
もっとも、この問題に関しては、過去にも同様のことがあり、ユーザ的に満足の行く解決が図られていた。
SagaII時代のエキストラパックで登場した《カハク》と言う非ネームのチャージキャラが、後々になって通常エキスパンションに再録された。
だから、そこまで心配は不要だと思っているけどね。