エクストリームスタイル新設

好感の持てる新フォーマットが制定されました。
http://www.aquarian-age.org/style/main.html
2010年3月1日をもって、スタンダードスタイルがコンバートされて、Saga3以降のカードのみが使用可能とるのは既に告知されている通りです。
これにタイミングを合わせて、新スタイルが制定される旨、今日付けのオフィシャルサイト更新で発表されました。
新スタイルの名前は『エクストリームスタイル』。
スタンダードスタイルのカードプールに一部禁止カードを追加したものです。
禁止されたカードは主に以下。

・0/0/3インセプチャージ1のキャラ
・チャージ1 ECB持ちの中型キャラ(3/2/1や2/(2)/1等のサイズ)
・1F0Cチャージ1の軽ブレイク
・1F1Cチャージ1 ECBの軽ブレイク
・2F2Cチャージ2 ECBの中型ブレイク
・2F2Cチャージ2相当の中型ネームブレイク(ラプンツェル/パイモン/アレクサンドリア/ゼファー/熱田静/社長)
ソリティア系コンボの温床となるカード群
フランチェスカアルフェッカ
タイムパラドックス
マモンの契約
おみくじ
星降学園バンド ヴォーカル担当
式神“焔式”
・マジカルステージ(テキスト不備により、エキストラパックのネームキャラが有用になっていて、ユーザに不利益を与えていた。なお、『修行者の魂』以降の同コンセプトのカードは、テキスト不備が直っている。詳しくはhttp://d.hatena.ne.jp/Nakaji_c/20091003#p5参照)

・その他、壊れた強カード群
日照り
反魂の術
皇帝の威光
観艦式
明王結界
レイチェル

これは、期待が持てるスタイルだと思います。
禁止カードについては「環境や大会結果などの状況を考慮し、変更を行います」とあるので、『修行者の魂』で問題視されているロッソやイオも禁止される可能性があるでしょう。
欲を言えば、評判の悪い《現巫女“厳島 美鈴”》《エルヴン・ハーミット“シルマリル”》も禁止カードに入れて欲しかった。この2枚は、バランス的には存在しても問題無いけど、除去が難しい上にエフェクトを封じてくるのでカジュアルプレイを妨げるカードである。

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ちなみに、大半の禁止カードは『審判の日』以前のエキスパンションで初登場したサイクルカード。
『星の煌輝』以降の新規カードで禁止された物は、過去に作られたサイクルの再登場だったり、過去のカードパワーに合わせて作られた強カードだったりです。
つまり、中井まれかつ先生が存命中に作られた弊害の多いカードが一掃されて、バランスを再構築したと言うことになります。
ブロッコリーの英断をマジで賞賛したい。

カードパワーがインフレした一部のカードを環境から追い出すために、Saga移行したり、エキスパンションコンバートしたりするよりは、一部のカードのみを禁止カードにするのはユーザの負担が少ないです。
また、コレだけの量ですから、エラッタを出すより、禁止カードにしてしまった方が遊び易いでしょう。*1

2010年の大会スケジュールを見ると、スタンダードスタイルとエクストリームスタイルが半々の割合で企画されています。
個人的は8割方エクストリームスタイルで良いと思いますよ。(できれば、比較的バランスの良いSagaIスタイルのイベントも時には開催して欲しいけど。SagaII,Saga3スタイルとセットで企画された無差別級トーナメントみたいな感じで。)

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*1:俺は持論として「萌え系TCGは禁止カードにしてしまうより、エラッタを出して使い続けられるようにした方が良い」と言うのを常に唱えているが、その持論を放棄して、大量の禁止カード化に賛同する程、アクエリのカードパワーインフレは手に負えない状況であった