「望刻の塔」とブレイブルー

ブロッコリーって決算が2月締めなんだよね。
2月26日発売なら、ぎりぎり2010年2月期の決算に間に合うんだよね。

望刻の塔

■「望刻の塔」エクスパンションコンセプト
・「ブラック・ブレイブカイザー」を始めとする新登場のネームレベルキャラクター達が続々登場!
・先攻、後攻によって異なる効果を発揮するカードなど、新機軸のカードを多数収録!
・「和泉 はるか」、「有栖川 朱鷺子」といった人気キャラがリニューアルして復活!
・塔などの巨大な建造物をイメージした超大型のカードを収録!
・デッキのカードを捨て札させるなど塔の崩壊をイメージさせるカードを収録!

「先攻、後攻によって異なる効果を発揮するカードなど、新機軸のカードを多数収録!」ってのは期待できますね。
現状、カードパワーがインフレした事で先行有利になってきたので、それを是正するのが期待されて居ます。
また、単純に新機軸のカードと言うのがゲーム性に刺激を与える意味で必要です。(MTGなどでは、毎年キーワード能力が追加されている。新機軸の追加は半年から1年に1回は必要)
また、塔→崩壊ってのは、タロットカードにおける『塔』の寓意が「崩壊」だからですね。

ところで、全198種って書いてあった罠。
通常のエキスパンションは全144種なのに、バーニアエキスパンションで通常を上回る枚数の超大型エキスパンションとなっている。
今まで、バーニアエキスパンションは、通常のエキスパンションの半分程度のカード枚数であった。
ユーザからすれば、投資額引き上げの強制である。
アクエリを遊んでいる側としては、年2回の通常エキスパンションと年2回のバーニアエキスパンションの予定で投資額を想定している。
「イベント開催回数が増えた」とか「ユーザが増えた」とかでアクエリを楽しむ機会が増えているなら、投資額の引き上げある程度は許容できるだろう。
そうで無い場合、相対的にコストパフォーマンスが悪くなったと言える。投資した金額分、楽しめない。
これは、既存ユーザが離れる原因となるだろう。

ブレイブルー

エキストラエキスパンションの第2弾であるが、初めて名前を聞いたタイトルである。
調べてみたら、アーケードの対戦格闘ゲームらしい。
(一応、俺はQMAとかアイマスでゲーセンには良く行く方なんだけど)

知名度の低いタイトルとタイアップするのは、タイアップ先メーカの知名度の高いタイトルとバーターでタイアップできるなら問題は無い、と思う。そう言うタイアップの話があるか知らないが。

気になるのは、以下の煽り文句。

このエクスパンションのみに収録される新しい強力なカードの数々は同時発売の「望刻の塔」と相まって、これからのアクエリの環境が更に面白くなること間違いなしです!ご期待ください。

本当に、ブレイブルーにしか収録されないカードで実用レベルのカードがあったなら、既存のアクエリユーザとしては、知らないタイトルが原作のカードを買うのを強制させられる訳で、苦痛に感じる。
これは、既存ユーザが離れる原因となるだろう。

この問題に関しては、理由と解決策を過去に書いたので、そちらを参照。
http://d.hatena.ne.jp/Nakaji_c/20090905

DS版ゲームの収録カード

ブロッコリーのスタッフブログより引用。
http://www.broccoli.co.jp/cardgame/2010/01/05/

ヒロインの「二階堂 優芽」が収録されたり、榊原ゆいさんが歌うOPテーマ「混沌のオラトリオ」の名を冠したカードが収録されますが、「ゲームブックDS アクエリアンエイジ Perpetual Period」の初回限定版となるプレミアム限定BOXの特典として同梱されるPRカード6種と同じ能力のカードは収録されません。
「望刻の塔」に収録される「二階堂 優芽」はプレミアム限定BOXの特典として同梱されるPRカードの「二階堂 優芽」とは能力が異なります。

昔、OVAに先行収録された3段ブレイクのプロモの悪夢再び。
「勝ちたかったら、同じゲームを4本買え」とか意味不明。
製品版のパラレルで良いじゃん。
これは、既存ユーザが離れる原因となるだろう。