トライアルデッキ封入カードのレビュー

可憐

「衛」「千影」「ヒカル」とシナジーのあるカード。
特に「ヒカル」のエントリースパークで相手の場を一掃できるのが凄い。が、ミラーだとこちらに「可憐」が居る場合、相手の「ヒカル」のエントリースパークで場が壊滅するのが痛過ぎる。
トライアル環境では有効で無いが、他のエキスパンションのデッキと対戦する場合に必要となるだろう。可憐は俺のMySisterなので、他エキスパンションのデッキと対戦するときは、シナジー狙いでマイシスターに置く事ができるのが嬉しい。

トライアルでは入れるか抜くか悩ましいカードである。

咲耶

エントリースパークが強力な除去。
流石は俺のMySisterだ。破壊力高い。
問題は、エントリースパーク持ちだからマイシスターに置けない事かな。

花穂

作品中で太っていないか気にしてダイエットするような描写のあった花穂は、サイズ的にはスマートです。
効果も、リタイヤしたらリングのシスプリキャラをパンプ、と言う非常に花穂らしい能力にデザインされています。
割と原作再現度が高いかな?

リタイアして他の妹を応援するのが仕事の妹だから、手札に来たら積極的にリングに置き換えて、リタイア送りを狙うべきだろう。

花穂は俺のMySisterなので、パンプ効果を狙ってマイシスターに置く戦略を取れるのが嬉しい。

キャンセル効果を持った妹。
多分、シスプリキャラの中で唯一、名前が1文字だから、「雛子」の回収効果の対象となるのでキャンセル効果が割り振られたのだろう。
イラストとの相性も良いしね。
咲耶」か、「可憐」が居る場合の「ヒカル」のエントリースパークをキャンセルさせる為に、握っておく事が必須。勝ち確定/負け確定の場合を除いて、「咲耶」「ヒカル」以外にキャンセルを使うことは無いだろう。

咲耶と同じで、衛は俺のMySisterなのにマイシスターに置けないのがネックかな。

雛子

手札からのCIP効果で名前1文字のカードを回収する妹。
おにいたまを回収する事を目的にデザインされたカードだけど、上記の通りキャンセル持ちの「衛」回収するケースもある。
回してみた感じ、CIP効果でカードを回収するケースは思ったより少ない。

咲耶や衛と同じで、雛子は俺のMySisterなのにマイシスターに置けないのがネックかな。

鞠絵

エントリースパークで兄上様を持ってくる妹。
トライアル環境でのキーカードは間違いなく「兄」なので、4積必須のカード。

鈴凛

ルーリング上で困ったカード。
【問題点その1】
このゲームのカードテキストとして「兄」と表記されている場合、カードの名前を指す事になっている。
厳密に解釈すると、リングに居るキャラの技効果に、技の属性を示す《兄》が技効果に書かれていても、「鈴凛」のパンプ条件を満たさない事になる(例えば「ヒカル」など)。
そう言う解釈だと、技名の文言に、カード名を示すテキストが書かれる訳が無いので、技名に対する言及は全く無意味になる。

【問題点その2】
「可憐」が与える技の属性《兄》は、技名・技効果ではない。
だから、「可憐」が居たら無条件で+3000/+3000にはならない。
この点、非常に誤解しやすい。

白雪

一般的に、白雪はシスプリ内で一番の不人気キャラとされている。
白雪は料理が得意なのが特徴のキャラなんだけど、妹スキー界隈では妹キャラと言うのは料理が下手というのが定番となっている。
そんな定番に反してるから人気が無いんだろうかね?
俺は白雪のことは嫌いじゃないけど。

不人気だからってバニラ(能力なしのカード。アイスクリームのバニラ味がフレーバーだけに由来するTCGスラング)にするのは可哀想だよな。
でも、現状で、3500/7500のファッティはデッキの性能を上げる為に4積み必須。
遊宝洞デザインのゲームは、初期のゲームバランスだと、バニラが異常に強いと言う特徴がありますので、バニラだからと言って馬鹿にしてはいけません。
同じ遊宝洞デザインの『ヴァイスシュヴァルツ』では、発売から1年半経っている今も、デッキに一定数のバニラが入りますから。

千影

エントリースパークでリタイア回復をしてくれるカード。
フィールドに「可憐」が居れば、リタイアにいるどのカードでも回復可能。「兄」が居ない場合は、「衛」を回復させるべきでしょう。可能性低いけど「雛子」で控え室から回収できるかも知れませんから。間違えても「花穂」を回復させてはダメです。

千影はシスプリ内で人気の高いキャラ。咲耶と人気1位を争うレベル。それだけにMySisterにしている人が多いと思う。
そう言うカードをエントリースパーク持ちにしてるのは、マイシスターに置き難い、と言う意味でキャラゲーとして問題が有ると思う。

四葉

兄チャマと入れ替わる効果を持つ妹。
入れ替わりの対象はLv4以上キャラなので、現状「兄」だけだけど、今後のエキスパンション次第では化ける可能性があるカード。
このTCGは控え室が肥えにくいゲームなので、思った以上に「兄」と入れ替わるのは難しい。
手札に引いた「兄」を積極的にパートナーガードに使って、控え室に落とす戦術が有効だろう。

四葉は俺のMySisterなので、初手に「兄」を引ける自身がある時は、マイシスターに置いてプレイすると思う。

春歌

一定条件を満たしたカードの、パートナーアタックを封じる妹。
防御の要。
条件が当てはまるカードは「可憐」「雛子」「四葉」「鈴凛」「吹雪」と、意外に多い。

亞里亞

ブシロードの住友プロデューサーが、昔ブロッコリーに居た頃『プロジェクトレヴォリューション』の体験会があって、体験会後の雑談で「プロレヴォシスプリが参戦したら本気出す」的な話をしたらシスプリ談義になって、亞里亞の魅力を力説してくれたのが記憶に残っている。

亞里亞をマイシスターに置くメリットは少し上に書いたので割愛。
咲耶」や「ヒカル」のエントリースパークで壊滅した場を手早くリカバリーする為に、手札に保持するのも有りだろう。

ヒカル

ここからはべびプリ勢。
ヒカルのパートナーが立夏なのは理解に苦しむ。
パートナーは「オマエ」であって欲しかった。
エントリースパークが強烈。
単体でも相手の「兄」を除去できる。トライアル環境では「兄」はキーカードなので、除去できるのは強い。
また、「可憐」と組み合わせると相手の場を壊滅できる。この場合の「可憐」は自分のフィールドではなく相手のフィールドにあってもOKである。
トライアル環境では「ヒカル」「可憐」セットを入れるデッキ・抜くデッキに分かれるのではないだろうか?
参戦作品によっては、今後も《兄》を持つカードは増えるだろう。同じ角川系って事で俺は『電撃大王』のエキスパンションを期待しているのだが、『GUNSLINGER GIRL』『苺ましまろ』辺りが入れば《兄》は増えるだろう。『GUNSLINGER GIRL』なら少なくともジョゼとジャンのクローチェ兄弟は両方とも《兄》を持つだろうし。むしろ、フラテッロって表現から、義体担当官は全て《兄》で、義体は全て《妹》かも知れないし。

氷柱

氷柱ちゃんのパートナーが吹雪なのは理解に苦しむ。氷柱ちゃんはツンデレだけど妹思いなキャラで、特に病弱な綿雪の事を気に掛けている描写があったので、そう言うカップリングならまだ理解できたんだけど。
パートナーは「下僕」であって欲しかった。
エントリースパークは微妙な効果。
控え室に「兄」が落ちている事は少ないし、フィールドも直ぐ埋まる。
結局、「咲耶」か「ヒカル」でリセットされた後でもないと役に立たない。

立夏

立夏のパートナーがヒカルなのは理解に苦しむ。
パートナーは「オニーチャン」であって欲しかった。立夏は俺のトゥルー家族なだけに、特に残念である。ブースターに期待かな。

バニラなので、ゲーム上の話は特に語ることはないかな。
防御力が6000あればアタック2回無いと倒されないし、攻撃力が低いキャラだと2回では倒せない事もある。
そう言うキャラを多く入れて置く事は、リタイアされにくいデッキにしてポテンシャルを高める為には重要だろう。

吹雪

吹雪のパートナーが氷柱ちゃんなのは理解に苦しむ。
パートナーは「キミ」であって欲しかった。

エントリースパークの効果は、自身が手札に移動する効果。
咲耶」か「ヒカル」でリセットされ易いトライアル環境では、ハンドの保持は重要。
エントリースパークしか持たないカードは、手札に戻ってもエネルギー送りするしか役に立たないけど、エネルギーが多い程、リセット後のリカバリーが行ない易くなる。