小川集中についての私見

《小川で遊ぼう!》も《セーラー服のシエスタ》《虚無のルイズ》も単体では問題ないんだけど、スタンダードスタイルでこれらが組み合わさるのは問題かと。

実際、前回の全国決勝では上位4人が4人共これらのギミックを使用していた。
http://ws-tcg.com/deckrecipe/recipe_bcf2009s_zenkoku.html
それぞれ異なるデッキタイプなのがTCGとしては救いかな。

小川集中ギミックは、手札の《小川で遊ぼう!》1枚とCX2枚が、たったの1コストで手札6枚と入れ替わると言う壊れたドローソース。
ゲーム序盤に手札に来たCXは、リフレッシュ前までに控え室に送らないと成らないが、プレイすると相手のストックが増えてしまうと言う処分に困るカードである。それを処分できる上に、実質的に1コストが手札3枚に転換されるとあれば、多くのデッキに採用されるのもうなずける。

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他のTCGなら、全国大会の上位4人が4人共採用しているギミックなら、エラッタが出るなどの対処がされているだろう。
代わりにブシロードは、今シーズンはスタンダードによる全国大会を行なっていない。また、サイドイベントは前シーズンからネオスタンダードにシフトしている。
しかし、ショップ大会レベルで見るとスタンダードは開催の多いレギュレーションであり、小川集中ギミックが放置されている格好になる。

対応が遅れているのは、解決策が難しいからだと見受けられる。
WSはスタンダードの他にネオスタンダードと言うレギュレーションもある。小川集中はネオスタンダードでは成立しないギミックであり、各パーツはネオスタンでは悪さをしていない。
特に《小川で遊ぼう!》は、下手に手を加えてしまうと、ネオスタンダードで成立していたデッキタイプを崩壊させてしまう。問題の無いデッキタイプを1つ巻き添えにしてしまうのだ。

問題なのは《セーラー服のシエスタ》《虚無のルイズ》がCX1枚に付き2枚の手札を獲得する高効率性である。
個人的には、この2枚に対して、集中を処理する前にデッキをシャッフルするようにエラッタを加えて欲しい。
他の集中で手札が増えるカードは、落ちたCX1枚につき1枚の手札獲得であるから上記のカード程の効率は無いから問題無いだろう。