これは駄目だろう・・・

これからネガキャンします。

ここ1年程、このblogではWSを中心に扱って来た訳ですが、WSは良く出来たTCGネガキャンが殆ど不要でした。
WSから俺のblogを読み始めた人の為に、何でネガキャンするか説明します。

俺がネガキャンするのは、そのTCGが嫌いだからではありません。
問題点を指摘して、改善要望を出して、パブリッシャーやデベロッパーに受け入れてもらって、より良いタイトルになって欲しいからです。
一方で、広く一般の目に触れるblogにネガティブな意見が掲載される事は、そのタイトルの雰囲気を悪くし、初心者や既存プレーヤーに悪影響を与えるのも事実です。
ブシロードの社長である木谷高明プロデューサーは、アクエリアンエイジのプロデューサーをしていた頃から、ユーザが問題点を指摘をblog等に掲載する事を歓迎していました。木谷プロデューサーと直接お話しする機会が有った時に、前述したネガキャンの悪影響を指摘した事があるのですが、デメリットよりメリットの方が大きいから問題点を指摘して欲しいと回答を得ております。
この姿勢は、現在も変わっていないはずです。

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神代ここねさんのmixiの日記より転載(本人から転載許可を頂いております)。

『うねうね日記62 ふざけるなよ、ブシロード』より
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1130796886&owner_id=20075642

うねうね日記62 ふざけるなよ、ブシロード
2009年04月07日00:02
(前略)
そして何よりも納得できない裁定。

Q.《ディソード“ギガロマニアックス”「咲畑 梨深」》の効果は「“ギガロマニアックス”の人数分」とありますが、《“ギガロマニアックス”「折原 梢」&「蒼井 セナ」》や《“ギガロマニアックス”「星来オルジェル」&「西條 拓巳」》がアリーナにいる場合、それぞれ2人としてカウントされ+2/+2になるのでしょうか?
A.はい、その場合どちらも+2/+2になります。“ギガロマニアックス”と表記のあるカードの「〜」の数を人数として数えます。

>>「“ギガロマニアックス”の人数分」とありますが、
>>《“ギガロマニアックス”「星来オルジェル」&「西條 拓巳」》がアリーナにいる場合、それぞれ2人としてカウントされ+2/+2になるのでしょうか?
>>はい、その場合どちらも+2/+2になります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

はぁ!?

あの、星来ってそもそも原作でギガロマニアックスじゃないんですけど?

体験会で「いや、もう自分ニトロ大好きなんですよ」と豪語し、西條七海(にしじょう ななみ)をさいじょう ななみと読む始末。

まぁ、読みはまだいいさ。
咄嗟の言い間違いもあるだろう。

これはないだろ。

キャラゲーなのにそのキャラの原作での存在を変えるとか。

カオスヘッド内の星来自体、ネタバレになるので詳しくは省きますが、シナリオの根幹には関わらないものの、主人公の心情面等を見ると非常に重要なキャラであり拓巳と星来の2人で主人公と言っても過言じゃないレベル。

それさえも捻じ曲げるとか、さぞかし担当者はニトロ大好きなんですね^^

原作やってから出直して来い。

冗談抜きで、明日サポート時間になると同時に電話します。

原作への侮辱は勿論、カオスヘッド好きとしても何かをブチ壊された気分になる。
(後略)

『うねうね日記63 衝撃的な一言』より
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1133372329&owner_id=20075642

うねうね日記63 衝撃的な一言
2009年04月09日21:04

火曜日に“ギガロマニアックス”「星来オルジェル」&「西條拓巳」について電話してみたよー。

私「あの、すんません。星来ってギガロマニアックスじゃないんですけど・・・・」

武士「わかってやってます。」

わかってやってます・・・・

わかってやってます・・・・・

わかって、やって、ます・・・・・・・・?

まぁいい。きっと何か理由があるのだろう。

私「じゃあ、エラッタとか出すんですか?」

武士「いえ、出す予定はありません。」

そうか、ないのか。

おーけー。落ち着け、俺。

きっと已むに已まれぬ事情があるんだ。

私「ちなみに何故ですか?」

武士「まず、そういったゲーム進行に関するエラッタを出す場合、カード交換が必要になります。ところが、いざ交換を行ってもやはり既に何百枚というカードが出回っている以上、お持ちの方すべてが交換を行えるわけではありません。そういった理由です。」

誰が貴様の奇麗事を聞きたいと言ったか・・・・・・・!!!!

思わず怒鳴りそうになった。

だがまぁ、そういったことなら納得しよう。

激しく納得いかないけど、これ以上の対話は時間の無駄だろうから・・・・・・
(後略)

その後、《その目だれの目?》《這い寄る混沌「ナイア」》にエラッタが出たのは、ChaosTCGのユーザならご存知の通りです(http://chaos-tcg.com/rule/errata.html)。

問題点を整理します。
星来オルジェルと言うキャラは、原作だと「ギガロマニアックス」ではありません(http://ja.wikipedia.org/wiki/CHAOS;HEAD)。
ところが、ChaosTCG上では原作に反してギガロマニアックスとして扱うテキストになっており、原作に反した裁定が出されています。

その、バランスの問題ってのは高等数学の理解がないと難しい面がありますし、テキストの問題ってのは言語能力が要求されます。ハードルが高い訳です。ですから、完璧じゃなくても仕方ない部分があります。
ストレスを感じながらも、ユーザは妥協します。
事実、アクエリとかLyceeとか、バランスとかテキストとか問題がありながらも、商業的に成功しているTCGはいくらでもあります。

でもね、原作に反したカードデザインってのは駄目。マジで駄目。
原作通りにデザインするのって、バランスの問題やテキストの問題と比べるとハードルが低いんです。
原作物ってのは原作ファン向けに作っている商品です。原作に反した内容では、原作ファンが納得できません。
例えば『サンデーvsマガジン』で、《矢吹 丈》のパートナーが余り関係ないキャラだったり(《丹下 段平》を差し置いて、別ボクサーのセコンドとか)、《矢吹 丈》の能力名に別のキャラクターの名台詞が使われてたり、また逆に矢吹の名台詞を別のキャラクターの能力名に使われてたら、どう思いますか?
ゲームに支障は無いとしても、エラッタを出せと言いたくなりますよね?

それに、せっかく版権を提供してくれた原作者にも申し訳ないと思いませんか? 「ブシロードは基本的な内容ですら原作通りにカードを作らない」って悪評が立ってしまったら、最終的に版権を提供してくれる原作者が居なくなりますよ。ChaosTCGだけでなく、他のデベロッパーを使っている別タイトルにも波及する問題です。

ブシロードに期待する事は、《“ギガロマニアックス”「星来オルジェル」&「西條拓巳」》にはエラッタを出した上で、今後のエキスパンションで同様のミスを繰り返さない対策を発表。
これが実施されないと、安心してChaosTCGを買えませんね。

俺の本音を言うと、1週間後ぐらいに、この問題に関してブシロードを褒める記事を書きたいです。いやマジで。