WSプレーヤーが持つ『ChaosTCG』への反発について

2/1のブシロードライブで『ChaosTCG』が発表されて以降、ネット上でWSのアンチが増えたように見受けられる。WSアンチから進化して、ブシロード自体へのアンチに発展してる様子。WSファンが期待を裏切られてアンチにアンチに転じたようだ。
『ChaosTCG』参戦タイトルを見れば、既存のWSユーザからすれば「何でWSに突っ込まないんだ?」って思うのは当然だろう。
が、この程度はブシロードとしては予想済みだろう。

俺的に、WSユーザの持つ反発は想定以上で、違和感すら感じていた。
その違和感の正体は、WS内に有った。既存WSユーザの希望と、ブシロードの発表した今後の展開にアンマッチがあったのだ。
繰り返しになるが、複数タイトル混在のTCGに手を出す事を決めた場合、何か決定打となったタイトルがあるはずで、そのタイトルのカードが一定間隔で出続けないと、モチベーションが低下してしまう。
つまり、既存WSユーザは2009年度のタイトルとして、『D.C.』『リトルバスターズ』『ゼロの使い魔』『リリカルなのは』『Fate/stay night』等の続編を期待していたのだ。
その内、希望が叶えられたのは『リトルバスターズ!エクスタシー』だけである。
全くの新参タイトルは、新規ユーザを獲得できても、既存ユーザを繋ぎ止める事はできない。
発表のあった7タイトルの内の大半は新参タイトルだった事が、期待するタイトルが出る可能性をさらに低くしてるように映り、モチベーション低下を加速させていた。

WSは、新参タイトルはトライアルデッキをセットにした定期エキスパンションで入り、第2弾以降は不定期のエキストラパックで出るというスタイルを確立している。
多分、『リリカルなのは』は映画公開に併せてエキストラパックの発売を予定してるだろう。
Fate』シリーズなら『Fate/hollow ataraxia』や『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』等のエキストラパックが熱望されている。
ゼロの使い魔』なら、原作小説の単行本発売に合わせて、小説の挿絵をカード化したエキストラパックを企画できるだろう。

上記のような企画で、既存WSユーザの要望を取り込んでいたら、ブシロードに失望してアンチに転じる人は少なかったと推測される。