ブシロード新作TCGを語る−ChaosTCG編

【ChaosTCG】
http://alicecross.com/
・初期参戦タイトル
■OS ニトロプラス1.00
スマガ
CHAOS;HEAD
斬魔大聖デモンベイン
Phantom of Inferno
■OS アクアプラス1.00
ティアーズ・トゥ・ティアラ
To Heart2
うたわれるもの
■ストライク・ウィッチーズ
真・恋姫†無双

基本的にね、俺が語るべきことは、1つ前に書いた「アリス×クロス編」と大差無いのだよね。
新規TCGに手を出すかの判断のポイントは変わらないって事。

タイトルに対する突っ込み

TCGのタイトルで“かおす”言ったら、俺みたいに年季の入ったTCGプレーヤーにとっては『カードの王様』(立野真琴)の劇中に登場する架空のTCG『CHAOS』の事を指す。
知らないで同じ名前を付けたとしたら、その無知は不安要因だよな。
白泉社と話は付いているのだろうか?

ルールについて

メルマガより抜粋。

今日はHPにもカードイラストが出ているキャラクターカードの説明をしちゃいます☆
キャラクターカードには大きく分けて「パートナー」と「フレンド」の2種類があります。

まずフレンドの説明からしますと、
フレンドはパートナーを補助するお友達(まんまやんw)で、
パートナーの周りに登場させて相手プレイヤーにアタックしたり、
相手キャラクターのアタックをガードしたりします。
また、そのキャラクター毎に色々な能力を持っています。
その能力を駆使してパートナーを助けましょう。
最後にフレンドの攻撃力はカードの左下の「ATK」に書かれている数字、
フレンドの耐久力はカードの右下の「DEF」に書かれている数字となり、
バトルする時に使用します。

続いてパートナーの説明をします。
パートナーはあなたと一緒に戦うヒロインやヒーローで、
他のフレンドとは違い「あなたの嫁」(デザイナー談)、唯一無二の存在です(笑)
パートナーとなる「嫁」には嫁特権(たった今命名)があります。
まず、攻撃力や耐久力も他のフレンドに比べて高いです。
「ATK」と「DEF」の下の「+○」と言う数字がそれぞれに足されます。
バトルの時にとても有利ですね、この段階で嫁の優遇具合がバレそうですが、
更にパートナーは「レベルアップ」をすることができます。

レベルアップ☆

響きだけでもなんかスゴそうですよね(笑)
更にまだまだパートナーだけの特権がいくつもあります☆
それは実際の体験会にて是非是非体験してみてください♪

LeafFightっぽいね。
LFには、あまり良い思い出無いのだけど。

デベロッパーの育成とか

前の日記にチラリと書いた話。
ちょっと勘違いが混じっていたので訂正を含めて。

今の日本のTCG業界で、ゲームシステム自体のデザインも、エキスパンションを出し続ける事で膨大の数が発行される各カードのデザインも、両方信頼できるデベロッパー(開発者)と言うと遊宝洞しか居ないと言える。
この状況が続くと、遊宝洞の開発キャパシティが、国産TCGの開発限界と等しくなる。
また、遊宝洞にライバルが居ないって事は競争が生まれないと言う事である。

だから、志のあるTCGパブリッシャーの手で、意図的に遊宝洞のライバルとなるデベロッパーを育成されるべき状況なのである。

前の日記を書いた際「上記の実現は、まずは、評価の与えられていないデベロッパーにTCGを作る機会を与えることで達成される」って考えていたから、『ブシロードの考えが読めない』って書いた。
が、よく考えると「一定の評価の与えられたデベロッパーに、次のTCGを作る機会を与える事」でも実現される。
と言うか、売り手側にしろ遊び手側にしろ、ある程度の成功をしてくれないと満足を得られない訳で、その為には、全くの新人より、一定評価を得ているデベロッパーを使うべきである。

ここに、TCG市場の抱える矛盾が存在する。
売店やユーザにとって明らかにマイナスである売り逃げTCGも、デベロッパーに仕事と機会を与えている。
特に、新規参入するデベロッパーにとっては開発経験を得られる貴重な機会となっている。
売り逃げではないTCGを作る場合、パブリッシャーとしては信頼のできるデベロッパーを選ぶ必要がある。評価の得られたデベロッパーが独占ないしは寡占しやすい状況となる一方、新規参入するデベロッパーは、立ち上げ時期に売り逃げTCGの仕事しか回ってこない。
つまり、売り逃げTCGが必要悪となっている。
しかも、売り逃げTCG経験を得たデベロッパーも、ユーザの手前、過去の経歴として売り逃げTCGの名は挙げ難い。
例えば、「今度の新作TCGの開発を担当するデベロッパーは、過去にXxXを担当しました」なんて言われたら、仮にXxXがキャラゲーとして秀逸なデザインでだったとして、ゲーム自体は期待できるかもしれないが、消費者として売り逃げTCGだったXxXを掴まされた経緯があった場合は遺恨が邪魔をして手を出してもらえなくなる可能性が出てくる訳です。

ウェッジ・ホールディングスって?

色々なblogでいわれている話。
過去に某大作TCGを手がけた会社らしい。
ヒントを貰ったんで1つ推測。
・・・立てた推測を書いておいたのですが、クライマックスリーグの横浜地区決勝で中の人に確認を取った結果、削除しました。
範刃勇次郎の中の人は、某所の推測に反応過ぎ。消去法で判っちゃうわな。
業界的には凄い事とは思うか、ゲーム的な期待度は、そのTCGに詳しくない俺的に微妙。

とりあえず、ウェブサイトが非常にクール。
これは、今までの遊宝洞+木谷高明プロデューサの路線とは一線を隔している事を予感させる

キャラゲーとしてでユーザを維持するのに必要な要素

これは『プロジェクトレヴォリューション』が伸び悩んでる原因でもある。
あるユーザが、この手の複数タイトル混在のTCGに手を出す事を決めた場合、何か決定打となったタイトルがあるはずである。
例えばプロレヴォなら『苺ましまろ』とか。WSなら『リリカルなのは』シリーズとか。
で、そのユーザからすれば、決定打となったタイトルのカードが一定間隔で出続けないと、モチベーションが低下してしまう。最終的に辞めてしまうだろう。
この観点で『ChaosTCG』を見た場合、「アクアプラス」と「ニトロプラス」に関しては、1.0と言う版数が付属してるのが目に付く。
つまり、「アクアプラス」と「ニトロプラス」に関しては、カードが出続けると言う事だ。これは心強い。
逆に言うと「ストパン」と「恋姫無双」に関しては、カードが出続ける可能性が低い、単発参戦の可能性が高い。

俺的結論

キャラ的にはToHeart2柚原このみしか反応できないので、手を出すかは微妙。
ゲームシステムがアクエリやWS級に斬新で秀逸なら、それだけで手を出すかも。
参戦メーカとしてアクアプラスを抱えているので、リメイク版じゃ無い方の『痕』が出たら手を出すかな。