参戦タイトルのエキスパンション第2弾はいつか?

既に参戦しているタイトルに釣られている人間にとって、最大の関心事は「自分が釣られたタイトルの、次のエキスパンションが出るのが何時になるか?」であろう。
1年目にでる8エキスパンションは全て異なるタイトルであるので、2年目以降のエキスパンションに期待するのであるが、こちらでも新規参入タイトルがないと人が増えない。
仮に、2年目の8エキスパンション中に3つが新規タイトルだとすると、残り5つが第2エキスパンションに割り振られる。1年目の8タイトル中5タイトルに第2弾が出て、残り3タイトルが3年目待ちになる。
3年目も同じ比率だとすると、1年目の残り3タイトル+2年目新規の3タイトルの、合計6タイトルが第2弾待ちなのに、エキスパンションの枠は5つなので、1つ足りない計算になる。そもそも、3年目ともなると、1年目発売のタイトルの内で人気の高いタイトル(『ゼロの使い魔』とか『リリカルなのは』とか『Fate』とか『D.C.』とか『リトルバスターズ!』とか)は、エキスパンション第3弾・4弾とか出て無いと釣られたユーザが困る。

また、新規ユーザの参入し易さとか、カードバランスの観点から言うと、発売してある程度の年月が経ったカードは使えなくしないとならないのがTCG基本法則である。
が、この手の原作物TCGは、発売して一定年数が経ったカードを使えなくする事はできない。初期に参戦したタイトルのファンが辞めてしまうからだ。
この二律背反を克服するために、新しく売り出すエキスパンションは、カードパワーを高くするというのが、原作物TCG基本法則となっている。
ただ、この基本法則は、参戦したタイトルのカードが出続けていないと成立しない。

WSとよく比較されるTCGは、Lyceeプロレヴォがある。
Lyceeはメーカ毎にエキスパンションが出ているが、参戦が古いメーカはエキスパンションを重ねている。初期に参戦したLeaf,VA,アリスソフト,TYPE-MOONは4年間で4エキスパンション出ている。
実際、Lyceeはユーザ数が安定している。
これに対しプロレヴォは2年目であるが、1年目で参戦したタイトルの内、2エキスパンション目が出ているのは3タイトルしかない。
俺はプロレヴォに、『苺ましまろ』や『ぺとぺとさん』で友人を誘ったのだが、その友人から、「『苺ましまろ』や『ぺとぺとさん』のカードは足されないの?」って文句を言われた。
俺自身も、プロレヴォに関しては『苺ましまろ』のカードは増えない上に、知らないタイトルばかり参戦するのでモチベーションが下がっている。

正規エキスパンションを出すのが難しいなら、今回のD.C.エキストラパックみたいに、小規模エキスパンションでカードを追加する形で、それぞれのタイトルに釣られたユーザの需要を満たすようにして欲しい。