タイトルカップ決勝戦のフォーマットの問題点

シングルエリミネーションは無いな。
○1回負けたら終了って、高い交通費をかけて参加する地方のプレーヤーを馬鹿にしてる。
これはアクエリとかで散々文句を垂れているので割愛。

○フロアルールが「上位者を絞る前のシングルエリミ」に対応していない。
つまり、偵察行為が禁止されていない。
これはMTGやD0と同等であるが、禁止されていないTCGでは、以下の理由から問題が無い。
スイスドローなら『次の対戦相手』が不明な上に、スイスドローだけで優勝者を決める訳ではなく、スイスドローは上位者を決めるだけなので、偵察行為のメリットが薄い。
スイスドロー後の「上位者を絞ったシングルエリミ」を行う際、残った上位者のデッキリストが公表される(デッキリストを確認する時間も充分に与えられる)ので、偵察行為によるメリットが解消される。

「上位者を絞る前のシングルエリミ」の場合、以下の点が問題になる。
・『次の対戦相手』が決まっている。
・『次の対戦相手』の対戦卓が発表されている。
デッキリストを公表できない。

○byeに対応できるのか?
タイトルカップは店舗予選があり、優勝者には2bye、2位には1byeが与えられている。
スイスドローなら、bye持ちを単純に2回戦目・3回戦目に投入すれば良い。
が、シングルエリミだと、2回戦目以降は、残り参加数が2のn乗となるように、1回戦目に不戦勝を出して調整しないと成らない。
参加人数が多い程、不戦勝による調整の数が多くなる。
1回戦目に不戦勝が多発すれば、店舗予選でbyeを貰ったプレーヤーから不満が出る。
1回戦目は必ず対戦するように調整した場合、残り参加数が2のn乗にならないなら、どこかのラウンドで不戦勝が発生する。そこで不戦勝を引き当てた人と、そうでない人の有利不利の差は非常に大きい。

「途中のラウンドで不戦勝」などと何を馬鹿なと仰るかもしれないが、実際、過去にアクエリでシングルエリミを強いていた時、次の様な変な大会運営があった。
参加者を10のブロックに分け、シングルエリミ4回戦でブロックの勝者を出す。
勝ち残った10人でシングルエリミを行うので、準々決勝の前に6人の不戦勝が発生。不戦勝にならなかった4人との間に大きな大きな有利不利が生まれた。

■■■結論
トラブルが予想される & 不可解運営でストレスが加わる事が予想されるなら、出走回避する一手かな。