【新作TCG】サンデーVSマガジンTCG

木谷高明社長率いるブシロードTCG第2弾が、そのベールを脱いだ。

http://svsm.jp/

○マガジン作品

巨人の星
金田一少年の事件簿
サイボーグ009
・はじめの一歩
・コータローまかり通る
魔法先生ネギま!
他多数

収録作品の年代が広いな。
TCGに収録するタイトルで言うと、MTG直撃世代って俺の年代±5歳ぐらいだから、80年代作品までは許容範囲だと思う。MTG直撃世代が親になってDMや遊戯王を親子でやるケースがあるから、そう言う需要を見込める。

参戦タイトル次第だが、新しいTCGブームを起す可能性があるんじゃないかな?

ブシロードブランド・木谷高明ブランドが与える安心感

TCGは良く「買ったのは良いが遊ぶ場・相手が無い」と言う状況に陥り易い。それは販売側が、売ってしまうまでを仕事と捕らえ、ユーザが購入したその後の事について何も考えていないからである。このようなTCGは「売り逃げTCG」と呼ばれ、掴んでしまったユーザは泣き寝入りをするしかなくなる。

しかし、このTCGには「遊ぶ場・相手が用意されるであろう」と言う安心感がある。

木谷高明氏はゲーマーズデ・ジ・キャラットで有名なブロッコリーの創業者である。その木谷氏がブロッコリーを退社し、TCGを売る会社として起業したのが、ブシロードと言う会社である。
木谷氏は、ブロッコリーを退社する手前の数年間、TCGのプロデュースに力を入れてきた。その手法の特色は、発売前から向こう1年のイベントの予定をぶち上げ、それを履行する事で、TCGを買ったユーザに「遊ぶ場・相手」をキチンと提供している事だろう。
この手法でLycee,D0,プロジェクトレヴォリューションの3タイトルで一定数のユーザを獲得している。*1
TCG業界と言うのは、年間10タイトル以上は新作TCGが発表されている。その中から1タイトルでも定着すれば良い方と言われている所を、百発百中の定着率を叩き出している。

ブシロードの起業は去年で、今は1作目のTCGである『ヴァイスシュヴァルツ』を展開中である。
ブシロードとしてのブランドは確立されているは言えないが、ブロッコリー時代に築かれた木谷高明ブランドは信頼して良いと考える。その信頼が、このTCGに「遊ぶ場・相手が用意されるであろう」と言う安心感を与えている。

ゲームデザイン担当が未発表だが・・・

木谷高明社長的に、中村聡率いる遊宝洞以外に信頼できるデベロッパーは居ないだろうから、デザインは遊宝洞と言うのは鉄板と見てよいだろう。

参戦作品の中から、思い入れのあるタイトルをピックアップ

○『うる星やつら

80年代を代表するアニメの原作。90年代とその前後のアニメ業界を支える人材を大量に排出した。
何と言っても劇場版第2作目『ビューティフル・ドリーマー』だろう。個人的に、80年代最高のアニメ映画を1つ選ぶとしたら、これになる。
メガネの長台詞をカード化してくれないかな? そうしたら絶対に使うのに。

○『機動警察パトレイバー

何と言っても劇場版の第1作目と第2作目。
特に第1作目は、80年代にも関わらず、コンピュータウィルスによる犯罪を題材にした凄い映画。聖書的なモチーフと、路上観察学的モチーフが重層になった、大人の鑑賞に耐えうる映画である。
今でも時々観直す。と言っても、箱舟突入のシーンまで来ると、後は面白くないアクションシーンしか残ってないので観るのを辞めちゃうけどね。
TVシリーズだと第29話『特車2課壊滅す! 』と第38話『地下迷宮物件』の2つが傑作。
OVA第2期にも傑作が多い。具体的には第6話『黒い三連星』第8話『炎の7日間』第10話『その名はアムネジア』第13話『ダンジョン再び』
この辺のネタがカード化されたら絶対に使うだろう。

○『炎の転校生

島本和彦による、無駄に熱い漫画。
島本和彦本人作詞作曲によるアニメ版のOPはかなりキてる。

○『魔法先生ネギま!

詳細は、このblogのカテゴリー「ネギま!」を参照。
綾瀬ゆえのカードは無限回収するんじゃね?
魔法先生ネギま!」を参戦させるって事は、最初のエキスパンションで女子生徒31人全員がキチンとカード化されるんですよね?
*2

*1:厳密に言うと、Lyceeは木谷氏がプロデュースして獲得したユーザの内、多くの部分を、大量のエラッタと言うデベロッパーの不手際によって失っている。木谷氏の手を離れた後、TYPE-MOONの参戦やオフィ絵の上位賞によって大量のユーザを獲得し、現在の大隆盛に至っている。

*2:アーニャについては、住友プロデューサーが責任もってカード化してくれると信じてますから!