次世代DVD戦争終結

ブルーレイが勝ちましたね。
参加メーカが多かったブルーレイが勝つのは、ある意味で順当だったのですが。

俺みたいなアニヲタからすれば、保存する場合の使い勝手が気になります。
HD DVD陣営の首領である東芝は、HDDレコーダのメーカとしては「マニア向けの高性能機」で定評があります。HDDレコーダを買うなら東芝って決めています。*1だから、実はHD DVD陣営に勝って欲しかった。
その場合、やはり容量が問題となります。
ブルーレイの1層ディスクは25G。HD DVDの1層ディスクは15G。
フルハイビジョンで2時間の番組をそのまま録ろうとした場合、ブルーレイなら1枚に収まるけど、HD DVDでは収まりませんからね。*2
2時間ってのは、割と重要な指標です。大抵の映画は2時間ぐらいでから。バラエティ番組も、特番とかなら2時間ですし。録るメディア側を見ても、ビデオテープの標準モードは2時間ですしね。DVDなんて、2時間に収まるビットレートをわざわざ標準に設定してますし。

そこで登場するのが、MPEG4-AVCに変換して記録する機能。圧縮効率が2倍ですから、フルハイビジョンを14Mbpsぐらいでも記録できるようになり、15Gで2時間記録可能になる。
2007年の年末商戦に投入された東芝のHDDレコーダでは、一度録った番組をMPEG4-AVCに変換しないとなりません。直接MPEG4-AVCで録画する事はできませんでした。2度手間になります。
直録機能が搭載されていれば、状況はもう少し変わったかも知れないですがね。

俺的にはフルハイビジョン画質なんて物には興味なくて、画質的には4.6Mbps*3ビットレートで充分なんですが。

あと、今後の次世代DVDはフラッシュメモリやHDDやネット配信と競争とか言われてるけど、それは何か違う気がするね。この手のディスクって、バックアップして保存する為のメディアだからね。
HDDなんて一時保存用のメディアでしか無い。吹っ飛び易いからバックアップは別に必要。
ネット配信は、あくまで配信であって、バックアップ用の保存とは全く関係ない。いつでも受信かのだから、保存の必要がなくなるのかも知れないが、マニアとしては好きなタイトルは手元に置いておきたいからね。

*1:実際に購入するとなると、ダビング10の対応を待ってから買うのだが

*2:BSデジタル等24Mbpsの番組の場合

*3:MPEG2での話、ね。