カンファレンスレポ、その2
クロックアップ・システム
カンファレンスの質疑応答内で解った事。
・カウントが一定以上進むとゲームに敗北。
・攻撃を受けるとカウントが進む。
・自分のカウントを進める事が任意に選択可能。
以下、推測。
D0やプロレヴォのスマッシュみたいなものではないか?
上記2タイトルではスマッシュを7点受けると敗北するが、受けたスマッシュからエネルギーが発生する。
WSでも、
(1)クロックアップが進んでいる程、多くのリソースが発生する。
(2)一定以上クロックアップが進まないとプレイできないカードが有る。
みたいな仕組みになっているのだと思われる。
クライマックスカード
現状、2種類のカードがプロモとして発行されていて、2種類ともクライマックスカードである。*1
この2枚、共にカードテキストらしきものは無い。また、カードに記されている記号等は一緒である。
可能性が2つ有る。
(1)プロモのクライマックスカードは単にバニラ。
(2)クライマックスカードに差異は無い。ゲーム上の役割が一緒なだけ。
この内、(1)はつまらない説なので置いてく。
個人的には(2)が有力な気がする。今、解っているだけでも、「ブースト・チェック」「ダメージ・チェック」「クライマックス・システム」の3つでクライマックスカードが使用される。この他にカード固有の効果が無くても良いのではないか?
つまり、クライマックスカードは何種類も出されるけど、ゲーム上では全てが等価。
そうなると、レアリティが6段階な点も理解できる。6段階中の上位2つはゲームをするには影響の無いカードと説明されている。これが何か特別仕様のクライマックスカードだと推測される。
コモンのクライマックスカードを使っても、トリプルレアのクライマックスカードを使っても、ゲーム上は一緒なら、高いレアリティによる資産ゲー問題は解消される。
これなら「全国大会の優勝商品として世界に1枚しかないカード」とか作っても問題無いだろう。
お気に入りキャラクターが「死に易い」
プロレヴォに対する批判として挙げられている話、以前の日記に「キャラの使い捨て感」として取り上げている。
正直言って、俺的にはこの点はあまり気にならない。
しかし、周囲にプロレヴォを進めた際、「キャラの使い捨て感」が嫌で拒否されたケースがある。
版権物TCGとして「キャラの使い捨て感」が強いのは問題が有るのは事実だ。*2
池袋オーガのカンファレンスでも、この点に関する質問があった。
木谷社長は割と多弁に回答していたけど、推測するに想定外の内容だったのではないだろうか?
回答の要点は2つ。
(1)捨て札を置き場所を、「墓地」ではなく「休憩所」「控え室」みたいな呼び方にする。
(2)好きなキャラクターを守れるカードを用意する。
まず(1)についてだが、キャラ物TCGであるプロレヴォでは「捨て札置き場」、Lyceeでは「コミ箱」と言う表現が使われていて、「墓地」とは言っていない。「墓地」という表現はMTGで使われている用語である。プロレヴォとかで「墓地」と言ったり、キャラが除去される事を「死んだ」と言うのは、MTGから来ているスラングに過ぎない。
根本的な問題として、自分の好きなキャラを活躍させにくい、使い捨てにせざるを得ない、と言う点が問題なので、言い換えただけでは解決にならない。
それに、言い換えてしまったら、病弱キャラの『死に萌え』が演出できないではないか。
次に(2)についてだが、これはD0で言うところの《クリスタル・フォートレス》《ダイヤモンド・ソウル》《選ばれし勇者》みたいなカードが有りますよ、程度の意味しかない。
無論、プロレヴォにも《今日は仮面舞踏会にょ〜》《トリック・オア・インベージョン》等、同様のカードは存在していた。それでもなお、キャラクターが死に易い、キャラの使い捨て感が強いと言う批判があるのだから、回答にならない。
この問題はゲームシステムで解決しないとならない。
実際、アキバOSの記事でも、質問と回答が噛み合っていない。
http://www.akibaos.com/?p=2735
Q.自分の好きなキャラクターがすぐにやられてしまうのが嫌なのですが…。
A.WSでは「墓地」を無くし「休憩所」にしようと考えています(笑)
WSについては、既にゲームシステムが90%仕上がっているそうであるから、改善は期待できないのかもしれない。
しかし、ブシロードは今後も他のTCGを出していくのであろうから、そちらには期待をしたいと思う。
*1:発表会で配布された《死神ナタトス》(ペルソナ3)と、カンファレンスで配布された《あたしたちが付き合おう》(リトバス)。
*2:プロレヴォで「キャラの使い捨て感」が強いのは、お互いにキャラを出して膠着状態となる状況が作り出し難いからだと考える。
中央ラインに出たユニットについては、放置するとスマッシュを受けて負けてしまうから、すぐに除去をしないとならない。いったん中央ラインに出したユニットは次の自分のターンまで生き残っている事は少ない。しかし、ゲームに勝利するには、ユニットを中央ラインにだしてスマッシュを入れないとならないので、使い捨てになってしまう。
また、除去する手段としては、手札やプランからユニットをぶつける事が一般的である。中央ラインにプレイしたユニットは、バトルで勝利していてもルールで捨て札されるので、使い捨てである。