楽しみ方の差による摩擦

(非TCGプレーヤーな)コレクターとプレーヤーの摩擦ってのは、他のTCGにも存在するが、大会の上位賞が高騰してるって点での摩擦ってのは、今までにないケースかもしれない。取引価格が上位プロモが毎月2種出ているLyceeでは見なかった摩擦だし。

取引価格の高騰は単純に大会の数が少ない事が原因だけど、アッパーデックの手法に問題があるのも事実。
店舗大会で上位賞を出すのは、TCGを普及させるには上策である。何と言っても、ゲーム性も微妙な上に大量エラッタで初期ユーザを大きく失ったLyceeが奇跡のV字回復を成し遂げたと言う成功例が有効性を物語っている。
しかし、カジュアル層やコレクター層を視野に入れているTCGなら、上位賞しか出さなと言う配布方法は下策。
カジュアル層やコレクター層を視野に入れているTCGに向いた配布方法ってのは、アクエリでやっている方法である。この方法は、期待のブシロード新作TCGヴァイスシュヴァルツ』でも既に採用される事が予告されている。
どんな方法かと言うと、上位賞プロモを2枚用意し、1枚は優勝者に、もう1枚は「お楽しみ賞」として参加者の中からランダムな方法で選出した1名に配布すると言う方法だ。ランダムな配布方法としては、じゃんけんとか、スコアシートからランダムに1枚引くなどがある。


なお、CiCはアッパーデック公認の大会の他、ユーザ主催の交流会が多く企画されている。また、非公認で女性限定大会も開催される。
これらのイベントが非公認イベントとなっている点が、アッパーデックの限界なんじゃないだろうか? アクエリだと交流会とか、参加者に制限のある大会とか、他にもルールに変更を加えた大会なども公認大会と認定して、ブロッコリーはプロモーションカードを提供してくれる。
エキスパンションを重ねてカードプールが増えたら「作品限定構築戦」みたいな変則ルールの大会が企画されると面白いのだが、そう言うのも公認大会に認定されると面白いかな。