プレリパック

前回の更新で、自分としては珍しく『女教皇の瞳』プレリパック収録のカードの評価を行ってみました。
正確には、評価と言うより「これじゃ使えねー」って非難する内容になっていて、驚かれた・違和感を感じた人がいたようですが、これには訳があります。

ジャッジMLにおいて、「ユーザによるテストプレイの前にプレリパックが発売される事」に対して疑問の声が上がった時、寺田さんから以下のような回答がありました。

プレリリースパックに関しましてですが、プレリリースパックの持つ意味合いは様々です。
次エクスパンションのカードの一部を先行で公開することにより、次エクスパンションのコンセプトを一足早い段階で紹介することによって、そのエクスパンションに対しての期待感を促進させる。またそのコンセプトがどのようにユーザーの方に受け止められるか。どのように使用されるか。環境にどのような変化を与えるかなどプレリリースパックに対しての評価、情報が後ろに控える本製品版に大きな意味を持つことになります。もちろんプレリリースパックに収録されるカードは開発陣により本製品のカードを含め十分にテストプレイを行った上で発売いたします。

使用可能時期ですがプレリリースパックは翌日より使用可能にする予定です。
使用可能にすることによって環境に刺激を与えるのはもちろんですが、使用出来なければ実際にデッキに入れて遊んでもらうことが出来ません。もちろんプレリリースパックでエラッタがかかる、テキスト修正がかかる対象のカードがあれば本製品版で修正をします。エラッタカードに関しては本製品版のカードとの交換にしようと考えております。

つまり、今まで出たカードは使われなかったらそれで終わりだけど、PPで出たカードは使われないって評価がフィードバックされれば、場合によっては使われるようなカードに調整させて製品版になるって事でしょ?
特にかなんさんの『スイムウェア』とか、桜沢いずみさんのダークロアのパーマネントとかは、絵が物凄く良いだけに、使えないカードで出されては勿体無いわけですよ*1
あ、あと、最後に書いた「ストーム・ブリンガー」云々ってのは、単に「ストーム・ブリンガー」がメタの中心に居るスタンはBTでやって飽きたって事を言っているのね。

プレリリースパックのカードに関しては、使ったり・使われたり・使わなかったりした理由や感想をブログとかに書いて、ブロッコリーにフィードバックするのは大いに推奨される事なんじゃないかと。まさかブロッコリー社員が全国の販売店を回って公認大会やフリープレーの様子を観察するわけには行かないからね。

ちなみに。

http://www.kitanet.ne.jp/~kazuo-i/diary2/diary2.cgi

個人的に
・「○○はゲーム性を崩す恐れがあります」
という問題提起はユーザとしてのアクションとして有りとは思いますが、
そこから派生して
・「(開発サイドに)ゲーム開発としての能力が疎い」
などと受け取れる発言や振舞い等々は完全に行き過ぎているのではなかろうかと思うわけで。

瞬さんの指摘は、その通りですな。
具体的には、0/1/2セプチャのレビューにつけたコメント。確かに行き過ぎだったかも知れん。

圧縮刹那式の議論の最中は、ジャッジMLとかBT会場でのブロッコリー社員の発言からテストプレイしていたって言う前提に立て、「テストして見つからないのは仕方ない」「考え方の違い」的な指摘をしてきた。開発スタッフ批判をしても意味の無い状況だったしね。
けど、最終的に「実際はテストプレイしてなかった」なんて話を聞いてしまっては、そりゃ腹も立つ訳で。精神衛生上、暴言とか皮肉とかの1つや2つも言いたくなってくる訳で。
虚偽の報告を前提にユーザへ説明していたブロッコリー社員の方々も可哀想だしな。下手すりゃ一緒に嘘吐き扱いされる訳だし。

8/23追記。
「実際はテストプレイしてなかった」と言うのは当方の勘違いでした。お詫びして訂正します。
だから、虚偽の報告なんて無かったし、嘘も言っていない。
テストプレイしてなかったと勘違いして俺が勝手に腹を立てていただけです。

*1:使えないカードの方が無限回収し易くて良いかも知れないが