年越しゲーム大会

年末に帝都へ出撃した連中が買ってきたボードゲームをプレイしながら年越し。行く前に、何を買ってくれば良いか相談されたので、「2005年のドイツゲーム賞を取ったaleaの『ルイ16世』か、3人プレイでバランスよいと言われている『王と枢機卿』じゃね?」と言っておいたのだが、どうやら2タイトルとも無かったらしいので、aleaの製品(俺らの周りでは『プエルトリコ』や『貴族の勤め』で好評価を得てる)やドイツ年間ゲーム大賞のロゴが入った作品を中心に買ってきたそうだ。合計で6タイトルほど買ってきたらしいが、今日、遊んだは内の3タイトルだけだった。
面子は、チャーリー氏・ひでーお氏・ランディス兄ちゃん。
簡単なレビューを。

『パラッツォ』

競りゲー。aleaが出しているクニツィア先生の作品。
競り落としたタイルで宮殿を作っていくゲーム。お金が3種類あり、基本的に同じ色しか使えないが、同じ値段のお金カード3色を揃えると3枚で15金として使えるのは面白い趣向だと思った。
テンボよく遊べてバランスよく、立て続けに3ゲームも遊んでしまった。初回は強欲にお金カードを取っていって順調にタイルを競り落として俺の勝ち。2回目は積極的にタイルを引いて行き競りの起家は3金得するアドバンテージでタイルを回収して行ったら最終の手番でプレイミスして、チャーリー氏に逆転負け。3回目は序盤に上層のタイルを取ったのが失策となって建物を増やせず、ヒデーオ氏に勝ちをさらわれた。
お金を取る場合、オールマイティの2金を取るより、7金〜5金の高額カードを取った方が良さそう。7金,6金を無視して同じ値段3色を揃えに行く必要も無さそう。あと、建物は低い階は積極的に買って行って良さそう。

『エデン』

盤上は8×8マスになっていて座標が振られている。カードを引いて対応したマスが自分の土地として灌漑できる。隣接した土地を2〜4つが灌漑されると、対応した形のカードを持っていれば開拓でき、土地の価値が1点上がる。
灌漑した土地が他人の土地と隣接していた場合、攻撃を仕掛けることができる。解決方法は所持金による競り。
この時点で、凄い勢いでカードの引きに左右される運ゲーである。
余りの運ゲーっぷりに初回の途中でルール解釈を間違えているんじゃないか?って話になり、全員でルール説明書を読み直し、ルールを確認する。説明書を読んでインストするのは俺の役目なだけに、ちょっと腹が立った。
結局、俺の説明でルールは正しい事が判明。ルールに納得したところで、最初から遊び直し。
土地を攻撃した際の競りのレートが1点当たり60金が相場として固まって来た所で、ひでーお氏が俺の土地2枚3点分に攻撃を仕掛けてくる。これが1点当たり70金で競り負ける。で、返しのターンに、ひでーお氏の別の土地を攻撃したら1点当たり10金の低レートで競り勝てた。つまり、先ほどの競りでひでーお氏の資金が尽きた訳で、ここで畳み掛ける。結果、合計で4枚の土地を40金でせしめる。
そのまま圧勝。
攻撃する場合、持ち金のほとんどを注ぎ込んではダメで、半分ぐらいは残さないとダメだと言う事が解った。が、このゲームは余りにも不評すぎて、もう遊ぶことも無いだろう。

五番街

aleaの新作。英訳に誤訳があったせいで初期の評価が低かったらしいが、さてどうか。
ニューヨークの五番街にビルを建てていくゲームだが、やっぱり競りゲー。区画ごとに競りを行い、勝った人間がビルを建てれる。お金が5色+オールマイティに使える黒とあり、競り落とすのに使った色の場所にしかビルが建たない。
トークンを動かしてビルを建てる区画を決め、立てるビルの資材を用意し、建設のための資金を確保する。また、建てたビルの価値を高めるために区画に商店のタイルを配置する。
選択肢が多くて難しいと思った。序盤は皆、適当に商店を配置していき、競りが始まったら適当に競りを行う。ここで、競り勝つには黒いお金が重要と言う事が判明し、お金の確保が始まる。で、次に競りが行われると、今度はビルの資材が足りないと言うことになり、資材の確保が始まる。
自分は、インストした際に多くの区画にビルをばら撒くとゲームの進行途中で得点が入るので有効ではないかと考えてプレイしたが、予想以上に商店タイルが使われる速度が速く、思ったより得点を得られなかった。ので、途中からセントラルパークにビルを多く配置する戦略に転向。これが結果的にバランスよく得点を重ねる結果になり、安定した得点を得て勝つ。
黒いお金を得るために、トークンがある区画の得点計算をする行動を多く選択したが、それよりはトークン移動+黒い1金の行動を選択する方が、手に入るお金の量のトータルが多くなるから、そっちを選んだ方が良い気がした。

1回しかプレイしなかったので、評価は保留。初回プレイに2時間近くかかった。

雑談

五番街』の1回目のプレイが終ったところで時間切れでお開きとなる。本当は『五番街』をもう1ゲーム遊びたかった。
ちなみに、山梨県甲府市近辺でボードゲームをプレイする面子を募集してます。遊ぶのはひでーお氏の家。家主を始め、何人かヘビースモーカーが居るので、煙草の煙に耐えられる人じゃないと厳しいかも知れません。