新年ゲーム大会

年末に引き続いて、年始もボードゲーム大会。
買って来たゲームの残り3つを試してみることを、とあえずの目的としてみた。

『メトロ』

ドイツ年間ゲーム大賞のノミネート作品と言うことで買って来られた。
3人でプレイしたせいか、路線の潰しあいとなる。下記の理由から俺個人の評価が非常に低い。
手番プレーヤーの思考時間が長くてだれる。普通、他人が手番をしてる間に、次の自分の手番に何をするか考えておくのだが、手番になってタイルを引いた場合は、実際にタイルを引かないと行動を考えることが出来ない。だから、他人の手番の時が非常に暇になってしまう。
また、素晴らしい位に引きゲー。
説明書に書いてあったヴァリアント・ルール(タイル回転可能・手札タイルの枚数を増やす)を採用すれば引きゲー要素が下がるんだろうけど、その分、手番プレーヤーの思考時間が増してしまうだろう。
俺・ひでーお氏・ちゅうさんで2プレイして、両方ともひでーお氏に勝ちを攫われる。

『皇帝の影』

重めで、選択肢も多く戦略性も高い良ゲーなのだが、ルールブックを読んで理解するのに非常に苦労した。普通はルールブックを読んで盤を見るぐらいでルールを把握できるんだけど、盤を広げで4人分の初期配置を行い、ルールブックに書かれている順に駒やら何やらを動かしてみて、ようやく理解できた。他の人にインストするのにも困った。ルールブックに書いてある順に説明したり、ターンの進行沿って説明したりしては理解できなさそうだ。仕方ないので、選帝公の選出方法→皇帝の選出方法→実際のターンの進行と言う順番で説明。ルールブック上のページで言うと、中ほどにある内容から始めてページ遡る感じで説明を進めていった事になる。
俺・ひでーお氏・チャーリー氏の3人でプレイ。

初回は皇帝スタート。初回のゲームは、ルールの説明をする人間が初手をプレイすると言うローカルルールがある為である。男爵が置ける選帝公と2金貰える選帝公を死守するプレイングを実施。終盤、男爵のチットが足りなくなってお金は余るし選帝公の能力も使えないって状況になってしまったが、余ったお金で勝利点を得るアクションを繰り返して僅差の勝利をものにする。
2回目も皇帝スタート。前回のゲームで勝った人間が、次のゲームの初手をプレイすると言うローカルルールがある為である。1勝利点を得る選帝公と残っている選帝公をを押え、前回に強かったと感じた男爵が置ける選帝公と2金貰える選帝公の2つをひでーお氏と激しく奪い合う展開となる。2人で泥沼の戦いをしている内に、任意のアクションを1回追加で行える選帝公と医者と同じ能力を持った選帝公を押えていたチャーリー氏が漁夫の利を得て勝利する。
とりあえず解った事は、選帝公自体に当たり外れは無いが、第4フェーズ中にメリットの無い選帝公は最初に選んではダメという事。
手ごたえのある、なかなか良さそうなゲームだ。

『トンギア』

俺・ひでーお氏・チャーリー氏の3人でプレイ。
3人プレイだと、航海に失敗するが多く1人が割を食う事になってしまった。
タイルをめくっていて航海が失敗して笑う、パーティーゲームみたいな展開になってしまった。1回しかプレイしてないので評価は保留。

『パラッツォ』ふたたび

チャーリー氏が寝落ちし、入れ替わるようにランディス兄ちゃんが現れたので、パラッツォを立ててみた。
俺・ひでーお氏・ランディス兄ちゃんの3人でプレイ。4人でバランスよかったが、3人でプレイしてもバランスが良いか心配であったが、変わらずバランスが良いように思えた。
序盤に低い階をかき集めてみた。他のプレーヤーは先に真ん中辺りの階を買い、後から下の階を買う展開となった。失点を回避するためには立て替えが必要で手番を浪費することになるので、積極的にタイルをめくってゲームの早期終了を目指してみる。この戦略が当たって、見事に勝利を収める。

最近の傾向

昔はドイツ年間ゲーム大賞(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E5%B9%B4%E9%96%93%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%A4%A7%E8%B3%9E)のロゴが入ったゲームを買ってくれば、まず外れがなかったが、最近のノミネート&大賞受賞作品は、何か微妙な印象を受ける。
要は、俺らの周りの面子がボードゲーム馴れしてきて、運の要素が強くなく重いゲームを好むようになってきたのに対し、ドイツ年間ゲーム大賞が軽めで子供でも楽しめるようなゲームを選ぶ傾向が強くなって来たため、アンマッチが発生しているのだ。
むしろ、ドイツゲーム賞(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%A4%A7%E8%B3%9E)の作品の方が、俺らの好みに合ってきてる。
まぁ、重いゲームが好まれると言っても、俺以外の面子は1時間オーバー程度のゲームが限界で、『1830』シリーズや『History of the World』のような1プレイに半日かかるようなゲームは余り好まないのは残念でならない。学生時代に遊んで好きだったこの辺のゲームも所有してるのだが、ここ数年、卓が立った事が無い。