今日のカードは夜空4枚

濃い《黒》技参照と薄い《ヒロイン》技参照って事は、アニメ1期の時のカードと混ぜて使えるデザイン。
これで、メインヒロイン6人中5人までがアニメ1期のカードと混ぜて使えるデザイン。2人くらいはアニメ1期のカードと必要としないデザインになると思っていたのに。
正直、夜空の技属性が《黒》なのは今となっては意味不明なので、変えて来るのもアリだとは思っていた。と言うか、1エキスパンション3作品だった初期の電撃G'sマガジン・SEGAコミックブレイドドラマガの頃に作られた技属性は、原作再現の観点から見ると意味不明なものが多いので、できれば廃止する方向に持って行って欲しいのだけど。当時は作品を越えてデッキを組めたり相互作用が発生させたりする意図があったと読み取れるんだけど、それが参戦作品の方向性と一致していなかった。萌え属性とか声優名とかを技属性にしていれば、理解は出来たのだけど。
もっとも、アニメ1期のカードを必要としないデザインにするなら、アニメ2期から登場する生徒会のメンバー、遊佐葵・日高日向・大友朱音・神宮寺火輪あたりにするのが妥当かもしれない。

■照れる夜空
2つある技の内、下《ヒロイン》技の方、ちょっと言葉足らずで色々な解釈が可能で困るよ。
(1)キャラフェイズのプレイタイミングに、総合ルールの6.5.1.2.4.に従ってサプライズ置場にカードを置いて1枚ドローする行動を実行する際、サプライズ置場にカードが置かれていても実行可能。つまり、置いた後に1ドロー可能で、ターン1回に制限されているサプライズ置場に触れる行動に含まれる。
(2)キャラフェイズのプレイタイミングに、総合ルールの6.5.1.2.4.や6.5.1.2.5.とは別の行動として、サプライズ置場にカードが置かれているなら手札からサプライズ置場にカードを置ける。つまり、置いた後に1ドローはできないが、ターン1回に制限されているサプライズ置場に触れる行動に含まれない。例えば、空のサプライズ置場に手札から置いて1ドローした後、引いてきたカードをそのターンの内にサプライズ置場へ置き直す事が可能。
(3)キャラフェイズに限らず、サプライズ置場にカードが置かれているなら、好きなタイミングで手札からサプライズ置場にカードを置ける。つまり、相手が1回目にパートナーアタックしてきたらアタック解決ステップ(リングがリタイヤ置場に置かれてリングが更新されるタイミング)辺りに、対応して誘発できるサプライズ持ちのカードを置く事が可能。

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多分、(1)の解釈が正しそうだけど。
この辺りは、発売と同時にルールサマリーで補足されて欲しいですね。
もしくは、現状の総合ルールの記述内容で(1)の解釈ができるよう、「8.10.置換効果の処理」に示されたテンプレートに従ったテキストに改められるとか。例えば「永続:[リング]あなたのリタイヤが4枚以上なら、あなたは自分のキャラフェイズでサプライズ置場のカードを控え室に置くかわりに、{手札からサプライズ置場にカードを置き、カードを1枚引く。}をしてよい。」とか。

ちなみに、いずれの場合も、元からサプライズ置場にあったカードは、ルール処理の「9.5.カードの重複処理」によって次のチェックタイミングに捨て札されます。

■手を差し伸べる夜空
マリアの時も書いたけど「技を使う」ってテキストが『僕は友達が少ないNEXT』で初出だから、発売日に合わせて総合ルールが改定されないと正しい裁定がどうなるか何とも言えない。
遊宝洞のツイッターで「なんと、“条件に関係なく”パートナーアタックの終わりにサプライズを踏ませることができてしまいます!」って書かれているけど、例えば「メイド服の夜空」の場合、1回目のパートナーアタックと言う条件は無視できるとして、「あなたのリタイヤが全て《黒》なら」も無視できるのだろうか?
多分、無視できるのは誘発条件だけだと思うけどね。

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僕は友達が少ない』のカードのテキストは、Vスパークが遊宝洞の仕事である事を忘れて、アクエリやLycee並の猜疑心を持って検討しないと駄目な気がする。
前々から、ブシロードや遊宝洞はヴィクトリースパークを新人教育の練習台にしてるような雰囲気があって、他の遊宝洞製TCGと比べてテキストに不備が多いように見受けられる。多分ユーザが指摘したのか、テキストに併せて後から総合ルールが変更される事が時々あるし。
僕は友達が少ない』の場合、カードテキストが怪しい事象が特に顕著である。