ツイッターの功罪

ブシロードの各TCG担当のプロデューサやディレクターがツイッターにアカウントを持って情報発信をしている。
それ自体は悪くないと思う。
同時に、フォローしたユーザにフォロー返しして、ユーザ側の意見とか感想とかを拾い上げる。
これ自体も悪くは無いと思う。
ユーザからルーリングとかの質問もツイッターなら手軽に投げられ、その回答を身内に展開するのもリツイートするだけで済む。
これも悪くは無い。
更には、直接TCGに絡まない物も含め、ユーザ側の発言にブシロードのPやDが反応したり、PやDの発言にユーザ側が反応したりしてコミュニケーションを取るのも悪くは無い。俺も、ブンケイPのボードゲームネタとか劇場版『機動警察パトレイバー』ネタとか、サキオカさんの色々な発言に反応した。ワレス物のボードゲームの面白さを知ったもの、ブンケイPの発言がきっかけだった。

問題は、ブシロードのPやDへ積極的に絡もうとする人ってのは、総じてヘビーユーザである事。結果、ヘビーユーザの意向がユーザ全体の意向だとブシロードのPやDが勘違いする可能性が出てくる。
勘違いしたままPやDが仕事をすると、だんだんとヘビーユーザだけに快適なTCGに変化してしまう。そう言うTCGはヘビーユーザまで成長しないと楽しめないのだから、新規ユーザが獲得しにくい、新規ユーザが定着しにくいTCGとなってしまう。
これでは、プレイ人口が増えないのだから、先細りになってしまう。

まぁ、『アクエリアンエイジ』みたいに、ヘビーユーザに特化して細く長く続くと言うもの1つの選択肢ではあるんだけど。そう言うのは版権を使わないオリジナルなTCGが目指すべき方向性であって。版権物のTCGは、版権を使っているが故にライトユーザを獲得し易いのだから、ミスマッチだと考える。

余談だが、そんな事を言っている俺自身も間違いなくヘビーユーザである。
ヘビーユーザとして一番の「利益」は自分の遊んでいるTCGが長く続く事である。版権物TCGならライトユーザを獲得し易いのだから、多少ヘビーユーザとして物足りない部分があったとしても、新規ユーザを獲得し易い、新規ユーザが定着しやすいTCGになってくれる事が、自分の「利益」と合致する。だから、こう言う事を言っているのである。
この辺の話は過去にも書いているので、下記も参考にしてください。
http://tocage.jp/blog/3153/1320772076.html
http://tocage.jp/blog/3153/1337993327.html