今日のカード(11/08)「浜辺の星奈/隣人部」


今日から『僕は友達が少ない』のトライアルデッキのカード公開が始まった。
実は、雑誌とかで既に何枚かカードが公開されていて、語ることが少ないのだけど。
TDは、原作1巻プロローグの闇鍋の話から。
技属性が《幻覚》なのは原作通り。このシーンは小鷹の幻覚なのだから。
ついでに言うと、小鷹の幻覚の中では星奈と夜空が仲良く遊んでいたから、パートナーは通常通り自分自身ではなくて、敢えて夜空。
理科が突っ込んだ通り、非科学的ですね。

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つまり、他に雑誌とかで公開された情報を踏まえると、『僕は友達が少ない』のTDは、美少女コンテンツがVスパークに参戦した場合に通例となっているキャラ単デッキが組める構成ではなく、《幻覚》技でシナジーして各ヒロインをデッキに突っ込める小鷹ハーレム型になるみたいなのだ。
いやまぁ、『僕は友達が少ない』の原作は、ギャグが面白いライトノベルだから、美少女コンテンツと断定するのは躊躇われるが。(個人的に魅力を感じてる小鳩ちゃんとかマリアとか理科とかのヒロインが出てくるのは2巻以降であったが、俺は1巻を読んだ段階で気に入って2巻以降を読むことにした。)

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もう1つの技属性《お嬢様》は妥当。
昔、『僕は友達が少ない』の技属性予想をやった時(http://d.hatena.ne.jp/Nakaji_c/20110518#p2)は挙げなかったけど、星奈は普通にお嬢様キャラの要素を持っているから、当たり前って言ったら当たり前。
ちなみに、星奈は《肉》技を持った別のカードもTDに入っているとの事。
ブースターの星奈は《お嬢様》《肉》の両方を持っていて、星奈単が組める構成になると推測。

Vスパーク初心者に向けた解説など

僕は友達が少ない』は、アニメ化される前からこのラノで2位を取るなど人気のコンテンツなので、「『僕は友達が少ない』を契機にVスパークを始める」って人が居るだろうから、そう言う人向けに今日のカードを手がかりに解説などを。

【カードの種類】
Vスパークには、カードは1種類しかない。
キャラクターカードのみである。
イベントとかインスタントとか、手札に持っていて、特定のタイミングでプレイするようなカードタイプは存在しない。

【カードの見方・パラメータの説明】
■カード名
カード下部の黄緑色の帯にある「浜辺の星奈」と言うのが、このカードのカード名。ちなみに、Vスパークには、「」で括られた文言はカード名を指すと言うルールがある。

■称号
同じ列の右側にある<隣人部>という文言は、このカードの“称号”と言うもの。
昔は、Vスパークにはカード名が同じカードが何枚もある場合があり、カード名と称号をセットにしてカードを識別していた。
まぁ、黎明期にそう言うデザインをしていたって話に過ぎない。
同じカード名で称号が違うカードが何枚もあるのは不便だから、今では同一キャラや同一のグループ(部活など)に所属しているキャラは同じ称号が設定され、カード名を「○○の△△△」という形式にして同じ△△△ってキャラのカードなら○○の部分を変えることで識別するようになっている。
ちなみに、Vスパークには、<>で括られた文言は称号を指すと言うルールがある。また、カード名と称号をセットで指したい際は、「カード名/称号」と表現する。

■パートナー
カード名の下、黄色い帯に書かれているのは、このカードのパートナーになるカード。
パートナーになっているカードとの間には、“パートナーアタック”“パートナーブロック”の2種類のシナジーが発生する。
通常、デッキにはパートナーとセットで入れる。ルールで決まっている訳ではないが、強力なシナジーが発生するのだから、セットで入れないと不利。
また、基本的にパートナーとなるカードは、同じキャラのカード名が違うカードになるのが最近の傾向。
と言うか、キャラ単を組めるとファンに歓迎されるような作品なら、同じキャラの別カードがパートナーになるようなデザインをされる。

■技属性
カード名の上に書かれているのが、このカードの効果。
ここで重要なのは、左側に書かれている《お嬢様》《幻覚》と言ったキーワード。
これは、技属性と呼ばれるもの。
見た目や文言はヴァイスシュヴァルツの特徴に似ているが、実質的にはMTG等の色とか、アクエリの勢力や分類とか、Lyceeの属性に相当する要素である。
詳しくは後述。

■アイコン
そして星奈の顔の横辺りにある、赤と黄色の丸に囲まれたFの記号。
これがVスパークのデッキ構築の肝になる部分。
この記号はアイコンと呼ばれていて、ごく一部のカードにしか付いてない。
同一のアイコンを持つカードは、デッキに合計4枚しか入れられない制限がある。
Vスパークでアイコンを持ったカードと言うのは、ヴァイスシュヴァルツのクライマックスカードや、ヴァンガードのトリガーに相当する物。
Vスパークにはアイコンが2種類ある。その内の1つが、このFのアイコン、通称ファイアーアイコンである。

【デッキ構築の指針】
ゲーム上の観点から見て、Vスパークのデッキ構築というのは、2種類のアイコンそれぞれについて、どのカードを入れるか決めるのが原点となる。
アイコンを持ったカードというのは、場にある他のカードの特定部分を参照して効果を発揮する。
特定部分というのは、基本的に称号か技属性である。場合によっては、作品名とか、カード名の一部とかが参照される事もある。
なので、2種類のアイコン持ちのカードが参照している称号や技属性でデッキの9割方を固める必要がある。
技属性の事を、MTG等の色とか、アクエリの勢力や分類などとか、Lyceeの属性に相当する要素と言ったのはそう言う理由。
例えば「タッチ小鳩ちゃんした星奈単デッキを作りたい」って思ったら、最初にするのは、投入するアイコン持ちの星奈2種類を決定。
次に、そのアイコン持ちカードが参照している、技属性か称号を持っている、星奈と小鳩ちゃんを探す。探したカードをパートナーのセット単位でデッキに投入していく。
そうすれば、それなりに機能するデッキが完成する。

【フォーマットとかレギュレーションとか】
ブシロード系のTCGは基本的にネオスタンダードと言うフォーマット(レギュレーション)を採用している。
作品単デッキ同士で対戦するフォーマットである。
例えば、自分が『僕は友達が少ない』単であったら、対戦相手は『僕は友達が少ない』単だったり、『ロウきゅーぶ』単だったり、『BabyPrincess』単だったりする。
まぁ、一部のブースターでは、複数の作品が1つのブースターに収録されいてる場合もあって、これは例外的にブースター単位でのデッキ構築が可能となっている。

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初心者講習会だと、トライアルデッキを前提として、プレイ手順に重点を置いた説明がされるので、デッキ構築方法に重点を置いた説明を書いてみた。