ブシロード戦略発表会(夏)

↓ToCaGeの発表内容まとめ。
http://tocage.jp/pages/1305429169.html

『はがない』アニメ化フラグ来たー!

もとい

僕は友達が少ない』Vスパーク参戦来たー!

『はがない』は「このライトノベルがすごい2011」で2位の選出された作品。*1このラノ」はアンケートによって毎年選出されていて、上位選出作はその後アニメ化されて人気を獲得するタイトルが多い。
過去には『涼宮ハルヒの憂鬱』『狼と香辛料』『生徒会の一存』『とある魔術の禁書目録』『バカとテストと召喚獣』『とらドラ!』等が選出されている。言うまでも無いが、これらの作品はアニメ化されて人気が出た作品だが、選出されたのはアニメ化前である。
卓上ゲームが好きな人に分かるような表現をすると「このラノとは、ドイツゲーム大賞のラノベ版」である。

アニメ化前にこの青田買いは、ブシロードを評価して良いと思う。

    • -

発売されたら、マリア単と小鳩単と志熊理科単と楠幸村単は作りたいかな。
100枚のカードプールで、ヒロイン6人全員のキャラ単デッキが組めるようにデザインするのは苦しいかも知れないが、遊宝洞には頑張って欲しいな。
また、星奈は小鳩が好きだけど、小鳩は星奈が苦手なのは上手く原作再現して欲しいな。
単純に星奈と小鳩をパートナーにすると、星奈のサポートで小鳩がパートナーアタックになるとか、小鳩が星奈をパートナーガードするとか変な状況になるから止めて欲しい。
星奈メインのデッキを組むに際して、小鳩のサポートを受けて星奈がパートナーアタックになるとか、小鳩の存在で星奈がパンプされるとか、そう言うギミックは歓迎されるだろう。
一方で、小鳩単を組むのに際して、パートナーアタックやパートナーガードになるから便利だといって星奈を入れないとならなくなる状況は避けて欲しい。ぶっちゃけ、全ての小鳩には、《妹》《邪気眼》《吸血鬼》【やー】{カード名に“星奈”を含むカードにサポートされてもパートナーアタックにならない。カード名に“星奈”を含むカードをパートナーガードできない}って永続技を付けて欲しいレベル。*2

あと、小鷹は全くカード化されないか『みつどもえ』のパパみたいなパートナーガード専用の技持ちで1枚だけカード化されるで良いと思う。

ルール改正について

ToCaGeの方に載せた参戦タイトル予想(http://tocage.jp/blog/3153/1305308089.html)の「ヒロインの数から考える、Vスパークに向いたタイトル」って項目で挙げたけど、Vスパークは特定キャラクター単が組める事が重要。
そう言うデッキを組みやすいように、各ヒロイン別に回復スパークや全体除去スパークを作るって事でしょう。
ただ、ネオスタンダードの範囲で見て、「起動条件が同じ」回復スパークや全体除去スパーク大量に積まれるとバランス上困るから、4枚制限にしましょう、って話ですね。
これは歓迎すべき改正だと思う。

既存ユーザーに対する配慮が足りない。

3月の戦略発表会では、新規タイトルの発表が無かった。
そして、今日の戦略発表会で発表されたタイトルは『僕は友達が少ない』『花咲くいろは』の2つのみ。
既存参戦タイトルの第2弾は?
正直、5.15事件とか呼ばれて黒歴史化してもおかしくないレベル。

ブシロードの傾向として、アニメ化とかゲーム化とか原作の方でタイアップできる商品展開が無いとブースターを作らないと言う物がある。
シナジーを狙っていると言う意味で、この判断は正しい。
で、既存参戦タイトルにタイアップ可能な商品展開が無かったかと言うと、そんな事は無い。
べびプリ』にアニメ化企画があるからG'sの2.0は可能。
生徒会の一存』シリーズもアニメ第2期があるから、ドラマガ2.0は可能。

個人的には、G'sの2.0が発売されて、今度は『シスプリ』も『べびプリ』も同キャラ同士のパートナーが組まれて、今度こそ好きな妹だけ集めたデッキが組めると期待していたのに。*3
理想を言えば『シスプリ』で咲耶単や雛子単が組めたり、『べびプリ』で立夏単やさくら単が組めれば嬉しいけど。それを実現する為には、シスプリだけで300枚のエキスパンションが必要だし、べびプリだと500枚近いエキスパンションが必要だ。だから、現実的な妥協点として、同キャラ同士のパートナーの組み合わせを沢山作って、その中から好きな妹だけ選んでデッキに入れられるようになるのを期待していたのだ。

『はがない』参戦でモチベが上がっているのは事実だけど、俺的な評価としては『シスプリ』『べびプリ』の方が高いからね。

モンコレについて

モンコレは一時期やっていたけどモンコレ2移行で辞めた過去がある。ブシロードのサポート次第では手を出しても良いので、一応チェックしていた。

独自の能力を持つプロモは作らない事が言明された以外は、概ね予想通り。
プロモーションの為に独自能力を持ったプロモを作るってのは、ブシロードTCG戦略の基幹部分だと思っていたから。
ただ、ブシロードがこの戦略を安心して取れて、WSやVスパークのユーザーも安心して受け入れられていたのは、本当にゲームに必要なプロモを作ってこなかったから。
つまり、この戦略は遊宝洞の卓越したデザイン能力に依存していたって事だ。
モンコレのデザイナー陣は、遊宝洞程は信用できないから、安全策と取ったと言う事だろう。
プロモを独自能力にするかパラレルにするかは、アクエリのOVAに3段ブレイクのプロモを付けた木谷氏がWSをプロデュースと言う事で、WS発売前の戦略発表会等では槍玉に上がったりしていた。
モンコレに対しては柔軟に対応し、独自の能力を持つプロモは作らない事を言明したってのは、万が一にも本当にゲームに必要なプロモを出してしまった場合の危険性を、木谷氏がちゃんの把握してるって事だろう。
ちなみに、前述のアクエリのプロモは、ユーザーから署名運動が起きて、エラッタが発行された。

あと、半年でスタン落ちするブランニュー大会は早々に失敗する予感。それより、ブロッコリー時代に発売されていた、オープン大会で使えるカードを適度に再録する方が重要だろう。

        • -

*1:去年の1位は『とある魔術の禁書目録』であったが、アニメ化による人気が影響してるとして、『はがない』を実質1位扱いして、例年は1位のタイトルに対して行われる作者インタビュー等が『はがない』に対して行われている。

*2:「片方は一方的に好意を寄せているけど、もう片方は相手を嫌っている」と言う物語には良くある状況を再現できないのは、Vスパークのシステム上の欠陥だと思う。

*3:G's1.0では原作的に関係ないキャラ同士でパートナーが組まれていて、好きなキャラをデッキに入れるのに際して、パートナーが組まれているからと言う理由で好きでもないキャラを入れないとならなかった。