『ブシロード4期目を迎えてのご挨拶』に対する考察

ブシロード4期目を迎えてのご挨拶
http://bushiroad.com/company/greeting.html

ユーザー&ショップサポートの充実は全般的に好材料
トーナメントソフト導入ってのが、MTGやD0のような、PCでマッチングして座席表をプリントアウトして張り出す運営方式への意向って意味なら好材料
ブシロードワールドグランプリの開催地については、国内が4地区減ったのはマイナス材料。
減った4地区の内、俺は浜松と長野が隣県だったので実際に行っている。2地区とも、関東や名古屋からの遠征者が多かった。これが減らされた原因だったのか?
地元の人間からすれば、交通費をかけて大都市圏に行かなくても、普段と比べてはるかに規模の大きい大会に参加できるってだけでメリットがあったのだから、減らされたのは残念。

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開発体制の強化については、大いに疑念。
開発ラインが課単位になるのは好材料
社内テストプレイの強化については、必要性に疑問符。
WSにしろ、Vスパークにしろ、世間に出たカードを見るとテストプレイは十分に行われていると思う。少なくとも、他社TCGよりもバランスなどの問題は格段に少ない。
現時点で、ここにリソースをつぎ込む必要性は薄いと思う。
逆に、ブシロードの製品でリソースをつぎ込んで改善して欲しいポイントは下記2点。
(1)最低限の原作再現性の確保
(2)イベントの運営スタッフの確保
まず(1)についてだが、これは上流工程でチェックできる人員が必要。つい先日にも、WSのなのはA'sから先行公開されたイラストが原作設定を間違えているという指摘がなされている。
最近では、カードの効果で原作再現をしてるケースが多くて好印象なのだが、そういう必要以上の努力をする前に、基本的な原作設定を間違えないようして欲しい。
特にVスパークは、他のTCGはカード名とイラストとフレーバーテキストともう1要素ぐらいを注意していればよかったのに、それらに加えて<称号>,【技名】,《技効果》と原作再現要素を不用意にまでにゲームシステムに取り込んでしまっているから、チェックする手間がかかるだろう。
つづいて(2)についてだが、直近のエントリに似たような事を書いているので割愛。

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全体的に苦言が多かったけど、こういう風に問題点を拾って改善する態度を表明するブシロードの態度には良い印象を受ける。
こういう態度が続く限り、ブシロード製のTCGは安心して遊べると思う。