机上の空論−テンポとか交換効率とか

前のエントリでマナカーブを持ち出しておきながら何だけど、Vスパークにおけるテンポを考える場合、1ターン3回に制限されているサポートの回数を見るべきだよね。
つー事で、1ヶ月ちょっとVスパークをプレイして感じた、リソース交換に関する公理と、そこから導き出されるプレイングやデッキ構築における定理を羅列してみる。
何か、考えれば考える程、ハンドアドよりテンポアド・タイムアドの方が重要に思える、そう言う意味ではユニークなTCGだよな。

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【公理】(暫定)
・サポート2回は相手のリタイア1枚増加に交換。

・リタイア増減1枚とハンド1枚が等価。

・エントリースパーク1回発動で大体ハンド1枚のアドバンテージが得られると考えると、リングのキャラが居なくなって、新たにデッキからリングにキャラが置かれる行為は、乱暴に計算すると0.5枚のアドバンテージがある行為だと言える。

【定理】
・リングからベンチにキャラを下げる行為は、新たに1枚場にキャラが補充されてハンド1枚のアドバンテージ、エントリースパークの発生するかも知れないのでハンド0.5枚のアドバンテージで、都合ハンド1.5枚のアドバンテージになる。

・序盤にベンチを埋める為に直接ベンチへキャラを手出しする場合、ハンド1.5枚分のリターンがあるかの判断が必要。
→単純にサポート回数の増加でリターンを得るには、サポート3回分となる。=以降2ターンの間ベンチが埋まらない場合。大抵は、エネルギー不足で2回のリング→ベンチ移動ができない場合。
ただし、サポート1回増えた所で、相手リタイアに送れる枚数が増えないなら意味が無い。また、次のターンにエネルギーが余るとしても、このターン中に相手リタイアに送れる枚数が1枚増えるなら等価。

・1ターンにサポート3回なので、相手がサポート回数を残して状態でパートナーガードをする場合、残ったサポート回数でもう1枚リタイアに送られれる状況でないと、パートナーガードする意味が無い。
→例えば、相手攻撃力3000、こちら防御力6000で、2回アタックされた場合で、残ったベンチのキャラがパートナーアタックになる組み合わせで無いケース。パートナーガードしても3回目のアタックでこちらのリングのキャラはリタイアに送られる。パートナーガードをしなかった場合、次にリングへエントリーしたキャラクターが防御力3500以上なら、残りのサポート1回ではリタイアしない。

・キャンセルも、1枚以上リタイアの増減に変換されない場合は、キャンセルする意味が無い。
→例えば、ゲーム中盤で充分にエネルギーがある場合で、エントリースパークでこちらのキャラを全て控え室に送られるような状況。新たにエントリーした相手キャラをリタイアに送るのに充分なサポート回数が残っているならキャンセルする意味があるが、残ったサポート回数で相手のリングのキャラをリタイアに送れないなら、キャンセルを打つのは無駄打ちとなる。

・マイシスターに置くカードのレベル
Lv1だと1ターン目からベンチに下げられるが、Lv2以上だと2ターン目以降になる。
1ターン目の動きを比較
マイシスターがLv1:
手札-1枚,フィールドにキャラ2枚,うち1枚はデッキからリングの置かれたカード
マイシスターがLv2以上:
手札-2枚,フィールドにキャラ2枚,デッキからリングの置かれたカードは無い

ハンド換算で1.5枚分のアドバンテージ差がある。

これが先攻,マイシスターLv3,相手1ターン目にリングのキャラがリタイアに送られなかった場合、ベンチに下げられないので、またハンド1.5枚分のアドバンテージ差が発生する。

・サイズとアドバンテージ
大体のキャラの攻撃力が3000ぐらいなので、耐久力6500以上はサポートが1回余計にかかると考えられて、キャラ選択の段階で0.5枚分のアドバンテージがあると言える。
逆に、サポート1回で倒され得る3000以下のキャラは、キャラ選択の段階で0.5枚分のディスアドバンテージがある。
エントリースパーク持ちは、個々に効果を精査した上だが、大体1枚分のアドを取れる前提で考えると、キャラ選択の段階で0.5枚分のアドバンテージがあると言える。

・エントリースパーク
条件付きのエントリースパーク持ちをデッキに入れる場合の考え方。
ベンチやリタイアに居るキャラが特定の作品・技属性を持っている事を条件としてるものは、専用にデッキを組んでいる前提で考えると、実際にエントリースパークが発動した場合と同じ枚数のアドを得られると計算できる。
「千影/カルトや魔術が好きな女の子」「さくら/ 十六女」「星花/十女」みたいな、{あなたのリタイヤが相手より多いなら}と言う条件は、満たせる確率は単純計算で46%*1なので、1枚分のアドを得られる効果であったら、期待値で0.5分のアドだと考える必要がある。

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定理の最後に書いた2つ、サイズで得られるアドバンテージとエントリースパーク持ちで得られるアドバンテージを重視して組んだデッキが、前回のエントリに書いた反則デッキだった訳です。カードの半分はデッキからリングに直接出るからレベルは余り関係ないと思っていたけど、ベンチに下げる事も考えると、やはりレベルカーブも意識する必要がある訳です。

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*1:双方のリタイア枚数は0〜10の11パターン。この組み合わせは全部で121。ただし、双方リタイア10枚は有り得ないので除く。この内、自分のリタイアが多い組み合わせは55通り。ただし、実際は双方同じようは速度でリタイアが増えていくので、実際は有り得ない組み合わせも多く含んでいるので、満たせる確率は46%を下回るはず