テキストに関する問題点

10/12のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/Nakaji_c/20091012)でトライアル封入カードのレビューをした際、鈴凛の項目で指摘した内容。
現状、Vスパークのテンプレートには不備がある。
遊宝洞製のTCGにしては珍しい事態である。
「」で囲われた内容が示すものが、「カード名」と「文言」の2種類あり、参照領域とか文脈から、空気やデザインの意図を読んで、どちらを指しているか判断しないとならない。
該当するのは以下のカード。
GS/005 雛子/HINAKO
GS/023 海晴/長女
GS/052 三条 朝日/新潟代表

例えば「雛子」の場合、こんなテキストになっている。

【スパーク】【自】 あなたは自分の控え室の名前に「&」を含むカードを1枚まで選び、自分の手札に戻す。

「&」が文言だと解釈するのが妥当なので、「春歌&雛子&四葉」とか回収できると判断できる。
が、ルールに従って「」はカード名を指す、と主張されれば「&」と言う名称を持つカードしか回収できないと解釈可能である(「&」と言うカードは存在しないが)。
上記のようなマンチキンを主張されて困るのは、対戦相手と現場のジャッジである。これが問題の1点目。

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2点目の問題としては、今後、本当に参照領域や文脈から空気やデザインの意図を読んでも判断ができないカードが登場する可能性がある事が挙げられる。

あなたのベンチの、技効果に「兄」を含むカード1枚につき〜

なんてテキストが存在してしまったら、「カード名」と「文言」どちらの指すのか解らない。

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ところで、「星花/十女」と言うカードがある。

【スパーク】【自】 あなたのリタイヤが相手より多いなら、このカードを自分のベンチに置く。あなたのターンの終わりまで、このカードに以下の《ヒーロー》技を追加する。{【三国志】【自】〔ベンチ〕 このカードがサポートした時、そのアタックはパートナーアタックになる。}

こちらでは{}囲いが文言を指す物として使われている。