こんな時代だからこそ、アクエリの良さを語ろう。

アクエリのパワーカードシステムって、非常にユニークなのね。
TCGでコストの支払い等カードをプレイするための制約に関する概念って、MTGみたいなランドを置く方式と、手札をコストとして捨てる方式の2パターンに分類できる。
その2つで言うと、アクエリは手札をコストして捨てる方式に近いんだけど、パワーカードに転換すると言うワンクッションを置いている。これがユニーク。
9年前のTCG第1時バブル期で大量に出たTCGシステムの中で、異彩を放っていた。

もう1つ特長的なシステムに、分類システムがある。
MTGやD0で言うところの「種族」がゲームシステムに深く関係しているような物。詳しい説明は省くが、分類を統一していた方がゲームを展開しやすい。
エキスパンション毎の強カードを全部デッキに詰め込んでも、分類が違っているとプレイし難いからデッキ性能が高まる訳ではない。
また、分類の存在が、色同士の親和性を左右していたりする。
この辺のデッキ構築の難しさが、アクエリの楽しさの1つである。

俺とかアクエリの事を「バランス悪い」とか色々と文句言うけど、それでもアクエリを続けるのって、アクエリ以上にシステムが素晴らしいTCGが無いからなんだよね。