運命の輪
新カードについて思ったことをつらつらと。
《プライベート・ドラゴン》
ネーム専用パーマネントじゃなくて、特定ネームが場に居ると効果が＋αされるパーマネント。
普通に使って、セットされたキャラが除去される場合、変わりに《プライベート・ドラゴン》を捨て札するとキャラを場に残せると言う、《フレイザース・ビスクドール》と同じ効果を持っている。
加えて、《ソフィー・ラスタバン》を支配している場合、《プライベート・ドラゴン》のセットをファストタイミングで行える他、《プライベート・ドラゴン》が捨て札される場合に手札に戻ると言うアビリティまで持っている。
つまり、除去を打たれるなり、バトルで負ける状況になるなりした場合、レスポンスで《プライベート・ドラゴン》のセット宣言か可能。そして、セットの解決が先なので、除去やバトルの解決時には《プライベート・ドラゴン》がセットされている。そして、キャラの代わりに捨て札される《プライベート・ドラゴン》は手札に戻るので、何回でも再利用可能。
平たく言えば、支配キャラが捨て札される場合、パワーカード1枚を支払う事でキャラを場に残せるって事だ。
対抗策としては、以下がある。
・《プライベート・ドラゴン》の使用宣言にレスポンスで《ダークフォース》などを使い、セット宣言〜セットの解決の間に捨て札する。
・《プライベート・ドラゴン》の使用宣言にレスポンスで《ムーンクロー》などを使い。、セットされる前にパーマネント-1をセット対象のキャラに付与する。
要は、《プライベート・ドラゴン》が捨て札される場合に手札へ戻る効果は、このカードが場にパーマネントとしてセットされていないと発揮されないから、場に出ない方法で捨て札するって事です。
《予言者“カッサンドラ・ティレシアス”》
このカードはジャッジ的に嫌だと思った。
このカードがセットされた場合、≪全てのプレイヤーのデッキ≫を裏返す。
このカードが除去された場合、≪全てのプレイヤーのデッキ≫を裏返す。
１：目標の≪キャラクター1人≫にブレイクカードがセットされた場合、メインフェイズ終了時まで、目標の精神力に−Ｘする。このエフェクトは勢力フェイズにしか使用宣言できない。Ｘはこのキャラクターのパワーに等しい。
「デッキを裏返す」と言うのが、《Chaos Orb》*1や《Falling Star》*2同様に物理的で嫌。
「デッキの一番上を公開してプレイする」では駄目だったんだろうか？
一般的に「デッキの1番上のカードだけ公開情報となり、2番目以降は非公開情報」と解釈されているけど、遊び易さとかQ&Aとの整合性とか考えると、デッキを裏返してテキスト面が上向きになった以上、デッキのカード全てが公開情報となったと見るのが妥当だと思う。
デッキの1番上だけ公開情報だとした場合、デッキの上から2枚目のカードを見ないようにチャージを処理するには、デッキの1番上のカードを1枚1枚「このキャラクターにチャージします」って宣言してからチャージするしかない。
また、ドローやダメージ判定で、1枚でも数え間違えると即、非公開情報を見てしまったことになる。しかも、見えてしまうのは近い未来にドローする予定のカードである。影響は大きい。
それに、初回は注意で済んでいても、繰り返すと同じミスだからペナルティは引き上げざるを得ない。
推奨したくは無いが、相手のミスを狙い、ペナルティだけで勝ち進む事も不可能じゃない。
それ以外にも、非公開情報を見ないように慎重にプレイするだけで、プレイ時間を浪費し時間切れを引き起こし易くなる。
やはり、デッキが裏返った事によってデッキ全てが公開情報になったと考えるのが妥当だろう。
無論、デッキ全ての並び順が解るのだから、カードを引く順番やダメージ判定の結果などが事前に解るわけで、それを計算に入れた最善手を取ろうと考えると、思考時間がやらたと長くなるだろうけど。
