「D-0&GAII〜BROCCOLI コンテンツ ラインナップ発表会」で出た情報に関する感想

カードイラスト

まず、何と言っても天野喜孝の参戦はすげー。
頑張ったと思う。
国産TCGでは初めてなんじゃないかな?
天野喜孝っつーと『ファイナルファンタジー』が真っ先に挙げられるけど、個人的には『アルスラーン戦記』や『創竜伝』の印象が強い。あど、先週BS2の「アニメギガ押井守特集でも放映された『天使のたまご』か。

他には、美樹本晴彦七瀬葵とか居るのがポイントかな。

しかし天野喜孝か。インパクト強いな。
来年、これを上回るインパクトを与えるには、他の人も書いていたけど永野護を呼んでゴーレムを描かせるぐらいしか手は無いじゃないだろうか?

レジェンド・カードシステム

スタン落ちはゲームバランスを保ちつつ、売上を確保する為には必要な事です。原作物はスタン落ち出来ないから売上を確保するためにカードパワーを上げ続けなけならないのですが、オリジナル物はすっぱりとスタン落ちできるのが長所です。
で、D0のスタン落ちは3年という事になりました。
MTGの1.5倍〜2倍ってところで、長すぎず短すぎずって感じではないでしょうか。
買ったカードが3年は使えるっていうのは安心感が高いです。
また、スタン落ちしたら全く使えないって訳ではなく、すべてのカードが使えるレギュレーションも作られる。そのレギュレーションでの予選も開かれる。
あと、言うまでも無いが、再録されているカードならスタン落ちしたエキスパンションのカードでも使用可能だ。*1
サード・センチュリーにはMTGタイムシフト枠」みたいに、1パック1枚の再録カードの枠があり、大量に再録がある。

《細い葉の柳シュシュ》と《小さくて大きな力》が再録されるなら文句は何も有りません。

グランプリツアー

この話は、割と賛否両論がある。

年1回、近場でグランプリを冠したイベントがあるのが確定した、と考えられる。

全国から参加者が集まるレベルの大会の数が4→3と1つ減っているのは事実。そういうレベルのイベントなら九州でも北海道でも遠征するぐらいにモチベーションの高い人間からは不評かもしれない。
そこまでモチベーションが高くない=隣かその隣ぐらいの県までは遠征するけど、遠くまでは遠征しない人間にとっては、近場でイベントが開かれるのが年1回確定したのだから、歓迎かと。
自分は、遠征の西限が名古屋辺り、福岡はおろか大阪すら遠征しない人間なので。

ちなみに、1ヶ月の期間で全国7地区でイベントを開くってのは、アクエリでは長年『ブロックトーナメント』『Saga3コロシアム』で行われている。つまり、ブロッコリーにはノウハウが充分に蓄積されている。質量揃ったジャッジを揃えられるかと言う点は確かに不安が残る。しかし、イベントの総数が増えているのだから、ジャッジ育成の機会が増えているとも言える。


なお、アクエリでは1回のBT地区決勝で全地区を回った人間が居る。先日D0のGP-6-で3位入賞を果たした七枷のののさんだ。無論、内の1地区で優勝を果たしている。
つまり、グランプリツアーの全地区を回って成績を残すのは、別に不可能じゃない。


D0のグランプリツアーは7地区だけど、アクエリの地区割は8地区。初期のブロックトーナメントが各地区の優勝者8人を招待して優勝者を決めるイベントだからシングルエリミが可能な8にした、と言うのが8地区に分けた始まり。その頃は関東が2地区になっていたんだけど、今は別の地区割になっている。
で、1地区の差が何かというと、「北陸・信越地区」が単独の地区になっているのがアクエリで、北陸・信越が中部地区に組み込まれているのがD0。北陸・信越が中部地区に組み込んで7地区と言うのは、実はPRのグランドツアーの地区割と同じ。
人口比の問題だろうけど、北陸から名古屋って近いとは言えないんだよね。

D0のグランプリツアーも8地区にして、優勝者を招待してシングルエリミを行い、グランプリツアー全体の優勝者を決めても良いと思う。つーか、そう言うイベントにした方が盛り上がるんじゃね?

*1:アクエリのSaga2移行で、SagaIから再録されたカードでも、SagaI版のカードが使えないという規制があり、これがユーザを大きく減らす要因の1つとなった。今はこの規制が撤回されている。当時は「新規ユーザと既存ユーザの資産差を無くし、新規参入を促す」と説明されていたが、再録されたカードは昔のカードも使用可能にしていた方が、新規ユーザに対して既存ユーザがカードを分け与えて定着させ易い。