2007年4月期の新番組

とりあえず、2話以上観た作品をピックアップ。割と豊作?

ながされて藍蘭島

原作未読
個人的に今期イチオシの萌えアニメ
声が堀江由衣だし。
今のところ、作画も悪くないし。

アニメに限らず、ゲームや漫画やラノベで萌え系の作品を作る場合、主人公の男キャラって、見ている人をが自分を投影させて感情移入するのだから、なるべく多くの人間がギャップ無く感情移入できるように、没個性的になる。美形だったり、運動神経が良かったり、頭が良かったり、金持ちだったり、そう言うキャラにはしない。
ただ、そうすると、周囲の女性キャラが主人公に好意を寄せる理由を作るのが難しくなる。大抵の作品は、非常に優しかったり、努力家だったりと、中高生ぐらいから見て「自分でもできそうだ」と思えるような長所を、女性キャラが好意を寄せる理由に設定してる。
(もっと高い年齢になってから見ると、そっちの方が非現実的なんだけど)

でも、この作品は凄い。
舞台として「女性だけの島」を設定する事により、主人公が男性である事だけで好意を寄せられる状況を作り出している。
女性キャラが好意を寄せる理由で、これ以上お手軽なものは作り出せないんじゃね?

3話目で、家事手伝いを満足にできずに落ち込む主人公を、堀江由衣の演じるメインヒロインが慰める理由が良い。
「自分は独り者だったから、家族が出来ただけで嬉しい」
それじゃ、同居するだけで、誰でも良いのかよ。
この姿勢が徹底してるのは良いかと。
俺も「藍蘭島に行きたい」と素で思ってしまう。

瀬戸の花嫁

原作未読
萌えアニメかと思って観たけど、割と面白い、ギャクとして。
任侠モノなんだけど、やはり、この手の作品は台詞を文字で読むのでなく、音として聞いた方が良い。そう言う意味でアニメ化したのを観て正解なアニメ。
効果音も良いね。ハイBを超えるトランペットを使った効果音で、『仁義なき戦い』シリーズを彷彿とさせたりとかね。

アイドルマスター ゼノクラシア

オリジナル作品

IDOL M@STERと声優が異なるけど、気にしない事。
IDOL M@STERと同じ名前だけど性格や設定が大幅に異なるキャラが登場するけど、気にしない事。
むしろ、IDOL M@STERの存在を脳内から追い出す事。
それができれば、普通にアニメとして楽しめるんじゃないの?
10年以上前、雨って言うよりは台風だったようなエヴァンゲリオンの放映後、雨後の筍みたいに乱発された模倣作品の1つとしてみれば、まぁ楽しめるかと。
自分は、7年くらいアニヲタとしてブランクがあるから、このアニメは楽しめてるんだけど、エヴァの後からずーとアニヲタしていた人からすれば、別の感想があるんじゃないのかな? 食傷気味だとか目新しい物が無いとか。

全くのオリジナル作品だったら、もっと評価は高いんじゃないの? これだけの人気声優を集められればタイアップ無しでも充分に視聴者を集められたんじゃないかと。でも、何でIDOL M@STERだったのかな?

今の所、脚本がチープで陳腐。3話目の春香の過去なんて取って付けたような話だし。でも、最終話で「実は、アイドル達が演じていた特撮映画った」みたいなメタフィクショナルな展開になって、高木社長が「クランクアップお疲れ様」とか言って出てきたりしたら面白いんだけど。

怪物王女

原作未読
シニヨンでロリで「ふが?」としか喋らないフランドルちゃんと、世間知らず過ぎる天然ボケ巨乳メイドさん(CV皆口裕子)で和むアニメ。
逆に、これ以上キャラが増えると面白くない気がする。

山の中にある洋館が舞台けど、2話目にして既に炎上済みで、今後の展開が気になるアニメである。

らき☆すた

原作未読
主人公キャラが男ヲタっぽい女性キャラ。これでは萌えられない。
でも、OP前で『怪物くん』のパロディをやっていたり、2話目で歯医者さんをロボットアニメに仕立てるシーンがモロに『トップを狙え』のOPだったりと、小ネタが効いていて楽しい。BGMも「アクティブハート」のイントロ風に仕立ててあるし。

しかも、EDは平野綾が歌うカラオケ。1話目がキョーダインで2話目がアクマイザー。30前半の俺ですら世代的に苦しい(タイトルを知っているだけ)のだけど。俺より下の世代にはどう映っているんだろうか?

陸上自衛隊まおちゃん

OP/EDだけ新作で、本編は再放送。
前に放映してた奴はちゃんと見てなかったので、良い機会だから視聴。
職場で昼休みに見ていて、変身シーンで思わず「エロいなー」とかつぶやいてしまった。幸い、周りの席の人は昼飯を食いに行っていたので、誰にも聞かれなかったけどな。

美少女戦麗舞パンシャーヌ

これはアニメじゃなくて特撮。
美少女仮面ポワトリン』や『有言実行三姉妹シュシュトリアン』と同系列の魔法少女特撮物だと思ったら大間違い。
かなり頭のネジがぶっ飛んだギャク特撮である。
友人を集めて、酒でも飲んでツッコミしながら見るのが正しい鑑賞法である。
職場で昼休みに、ニヤニヤ笑いながら見ていると、非常に誤解される事、間違いないだろう。

スタッフロール見たら脚本が浦沢義雄で納得。『激走戦隊カーレンジャー』と同じ臭いがする訳だわ。