要約・ルールの話:対象と目標について

2回に渡って日記で書いた『対象と目標について』って話、以下の2つの話が混在している。
・目標の対象の話
・対象と「効果を受けない」の話
理解しにく点があったと思うので、それぞれの要点をまとめてみた。

目標の対象の話

「目標」=「対象」ではない。
しかし、「目標」となるものは「対象」でないとならない。
つまり、「対象」である事は、「目標」になる必要条件。
言い換えると、「目標」⊆「対象」(⊆は部分集合を表す記号。詳しくは以下を参照http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%A8%E5%88%86%E9%9B%86%E5%90%88
「目標」であるものは必ず「対象」であるが、「対象」が全て「目標」ではない。

で、カードテキスト上「対象」は≪≫で囲われている、と定義されている。よって、目標は≪≫で囲われている範囲から選ばなくてならない、と言う話になっている。

対象と「効果を受けない」の話

そもそも、何故、対象が≪≫で囲われるようになったかというと、パワーカードを操作するカードの対象がパワーカードなのか、セットされているキャラクターなのかが理解しにくい事が原因である。それを解り易くする目的があった。
プロテクトや《プロテクション・シールド》で《妖精の輪》や《ポイズンクラウド》等が防げないって事はなかなか理解してもらえず、ルールを間違ってプレイしている事は多かった。
テキスト上≪≫で囲われている文言がキャラクターを指しているのかパワーカードを指しているのかで、この辺の見分けを容易にするのが≪≫で囲う目的であった。
≪≫で囲われている文言がキャラクターを指しているなら、プロテクトや≪サン・フラワー≫で防げる。≪≫で囲われている文言がパワーカードを指しているなら、プロテクトや≪サン・フラワー≫で防げない。単純明快である。
Saga3になって再録されたカードで、≪≫を頼りに上記のような解釈を行うと、SagaII以前で出ていた裁定と矛盾するカードが数多く見受けられるが、それは再録にあたってカードの機能が見直された、と解釈すべきである。*1

*1:今の所、自分が把握してるのは以下のカード。探せば他にもあるかもしれないが、≪≫を頼りに裁定を出せば問題無いので、敢えて探す必要も無いだろう
・『悪魔の契約』の《マグネティックフィールド》《鳴弦の儀》《ポイズンクラウド》《魔弾タスラム》やこれらをリファインした《ワックスドール》《ルナシー
・『女教皇の瞳』の《サンクチュアリ
・《奇門遁行陣》を対WIZ-DOM専用にリファインした《三元遁甲陣》
上記のカードにエラッタ出したり、Q&Aでカードテキスト通りとは違う裁定を出したりしたなら、カードテキストに不備があったと言わざるを得ない