『恋人たちの協奏曲』プレリリースパック論点整理

○プレリリースと言う形で後日出るエキスパンションの一部が出たのに、それが大会で使用可能になるのはおかしい。
○『魔術師の呪文』が発売されてから4ヶ月が経ち、環境がマンネリ化してるので新しいカードが使用できるようになるのは歓迎。
○『恋人たちの協奏曲』が発売されるまでの間に4ヶ月の時間差がある。
○かつ、プレリリースから本製品発売までの間に別のエキスパンションが挟まっている。
○価格設定が高い。正規のエキスパンションなら12枚で420円、1枚辺り35円なのに対し、5枚500円って事は1枚辺り100円と3倍近い価格差がある。しかも、本製品が発売されたら、コモン・アンコモンとして収録されるものが含まれている。
○生産量が少ない。店頭売り分が無い店もあれば、予約した人全ての注文分すら確保できなかった店もある。
○箔押しされてるカードがマークドになっている。箔を押した部分が跡となって盛り上がっていて、裏から見ると分かる。
○箔押しカードの箔が剥れやすい。

解決策としては、再生産を早期に正式決定し、SP及び絵師の箔押しサインを廃止する事で前の商品を差別化を図り、その代わりに価格を200円程度に下げるのが妥当。また今後は、従来どおりプレリリースパックを本製品が発売されるまで仕様不可能にする。ないしは、プレリリースパックとして売り出さない。

プレリリースとして出たカードが大会で使用可能となるなら、投入する18枚で今のスタンダードとSaga3スタイルに対するテストプレイと調整が必要。また、残りの18枚を加えたエキスパンションとして、『悪魔の契約』が出た後のスタンダードとSaga3スタイルに対するテストプレイと調整が必要。それなら、『恋人たちの協奏曲』プレリリースパックが実質的1つのエキスパンションと大差ない事になってしまう。
実際、プレリリースパックが出ることを知っていても、常識的に考えて即大会に使用可能となるとは考えず、スルーしていた人も居る。

余談

『恋人たちの協奏曲』に対する「ユーザによるテストプレイ」が実施されていない。少なくとも、公認レフリーで公認サークルの代表である自分には連絡が来ていない。「ユーザによるテストプレイ」は意見交換会で実施方法を検討中だとの話が出ているが、説明無しに廃止されたのだろうか?
(一応、『悪魔の契約』に対する「ユーザによるテストプレイ」に関する連絡は来ている)

箔押しについて

マークドになっている件と箔が剥れやすい件は問題だが、すぐに解決できる内容だと思う。
それが解決されれば、フォイル加工と比べて反らないのだから、悪くないと思う。
ただ、欲を言えば、次の2点が残念な気がする。
○カードイラストの上に箔が押されている為、絵の一部が見えなくなっている。
○個人的な嗜好だけど、金色の箔は何か下品に感じる。銀色の箔の方が上品で良いと思う。
箔の位置は難しい問題かもしれない。イラストに掛からないようにすると枠部分やカード名を箔押しにする事になるが、外縁部に近い個所に箔押しを施すと遊戯王デュエルマスターズ辺りで言うところの「削り」と言う方法でサーチが可能になってしまう。