意見交換会 その2

ジャッジML参加者にお願い

議事録がジャッジMLに流れた。意見交換会にいけなかったジャッジの方にも、何らかのリアクションを示して欲しいと思う。「自分が希望してたことが上がってるから良い」で流されてしまうと、意見交換会で挙がった意見がどの程度、支持されているかが見えなくて困る。

制限時間に関連して

時間切れの問題に関して、ブロッコリー社カードゲーム課の住友氏が次のような趣旨の見解を示した。「勝ってる対戦を時間切れで引き分けた側の主観に立った意見が出てるが、相手側は、負ける対戦を努力して時間切れ引き分けまで持っていたんだから、そちらの立場も尊重しないとならないのではないか。」
取り方によっては遅延行為の肯定になりかねないのだけど、プレーヤーが制限時間を利用して勝とうとしていない事を前提の話だから、住友氏の発言意図は違うはず。
MtGだと、制限時間によって対戦の結果が変わることを『不利益』と規定し、「対戦相手に時間制限による不利益を与えないように速く行動する責任がある」としている。長考と遅延行為の区別は難しいのだから、遅いプレイに対しては、故意かを判断することなく、軽度の罰則と試合時間延長を与えている。D0も同様に規定している。「D0のフロアルールをアクエリに流用して欲しい」って意見が存在し、実際に意見交換会で自分以外から同様の意見が上がっている。
自分もMtG上がりの人間なので、制限時間によって対戦の結果が変わることを不利益だとする考えを取っている。

先日の意見交換会では、議事の進行方法や時間の問題で詰められなかったが、今後の意見交換会で詰めたいと思う。

ゲームバランスに関連して

先日の日記では、中井まれかつ氏が「意見はメールでくれ」との趣旨の発言をしたことを紹介した。
紹介しただけであって、中井氏の態度に対して全面的に賛成している訳ではない。正直、ジャッジMLに挙がった問題はジャッジMLに中井氏が回答を出すべきであったと考える。また、オフィシャルサイトには掲示板がある。ジャッジMLもOHPの掲示板も、ユーザの意見を拾い上げるためにブロッコリーが用意したものである。このチャンネルを使って意見を上げていけない理由は何なのか? 多く人間が閲覧可能なチャンネルを使ったほうがメリット大きいように思うし、逆にそう言うチャンネルを使わせないのは何らかの意図があると勘ぐってしまう。

  • 中井氏にメールを送る場合
    • 同じ意見が何通も来る→来る数を見て、どれだけの人が同じ事を思っているか測れる反面、同じ返事を何回もしないとならない。
    • 黙殺できる
  • 多くの人間が閲覧可能なチャンネルを使う場合
    • 他の人が同じ意見を言っていたら、敢えて言わない人が出てくる→その意見が、どれだけ一般性を持つか測りにくい。
    • 返事を出してないことが、他の人にも明らかになる。

先日の意見交換会では、議事の進行方法や時間の問題で詰められなかったが、今後の意見交換会で詰めたいと思う。

テストプレイに関して

意見交換会の前に、うまい棒チャットでゆーたんさんや七枷さんらと話をしていて挙がった内容であるが、エキスパンションコンバート後の環境に対してユーザは不安を持っている。と言うのも『情熱の白羊宮』『魔弾の射手宮』のカードは、エキスパンションコンバートで落ちる『双魚宮の深淵』のカードが存在している事を前提にデザインされている。前提となるカードが無くなってもバランスが取れるのか、と言う点に不安が出るのだ。
七枷さんの話によると、実際に具体的なカード名を挙げて中井まれかつ氏にこの不安をぶつけたら「4月に出るエキスパンションでなんとかするから黙ってろ」と言われたそうである。
これでは話にならないから、そもそもユーザが懸念してる内容を認識してるか探る事から始めようと言うことになった。が、意見交換会の場では、自分の力量不足から巧く伝えられなかった。

もちろん、ユーザがテストプレイ不足に対して不安をもっている事は、木谷会長は認識してる。この不安の解決策として「大改革宣言」で提示されたのがユーザによるテストプレイである。
気になったのは、意見交換会の場で木谷会長から「ユーザによるテストプレイをする必要が本当にあるのか」という趣旨の発言があった事。そう言う発言をされると逆に「どういう経緯でユーザによるテストプレイを実施するようになったか」が気になる。

また、根本的にテストプレに必要な時間が足りていないのでは?と言う疑問も浮かび上がる。MtGでは1つのエキスパンション開発に2年の時間をかけている。MtGは1年に3エキスパンション発売しているから、6つの開発チームが同時に走っているのだ。そして、そう言う情報がコラムとして公表されている。
アクエリの場合、この辺に関する情報があまり公表されていないので判断つかないが、1年で2エキスパンション(プレミアムエキスパンションやシンプルスタイル用を除く)出していた事から、2つ以上の開発チームが存在しないのなら、1つのエキスパンションの開発に6ヶ月以上かけていない事になる。
発注する側と受注する側の、どちらの見積に問題があるのかは判断つかないが、見直しても良いんじゃないかと思う。