大量エラッタに思う事

大量のエラッタが出ました。詳細はオフィシャル参照。
http://www.lycee-tcg.com/user-cgi-bin/lc_eratta_serch.cgi?date=20050508

メタゲームが宙に偏ったバランスが是正させるのには賛成です。
この点は高く評価するべきかと。

今回のエラッタ、自分の乏しいTCG経験の中では稀に見るエラッタの出し方が満載です。
こういうレアなエラッタが重なるのは前代未聞です。

  • 1点目は、1度に10枚ものカードにエラッタが出た事。
  • 2点目は、バランス調整目的のエラッタなのに、エラッタ後もデッキに入る水準のカードパワーを維持している事。
  • 3点目は、高々300枚程しかない、基本セットの段階でバランス調整目的のエラッタが掛かった事。

バランス調整目的の大量エラッタに付いては、エキスパンションを重ね、2000枚を超えるカードプールを持つTCGなら仕方ないと思ってます。

  • 4点目は、コストやパラメータが変更されている事。

エラッタでカードテキストの変更って良く見ますが、コストや パラメータの変更と言うと、アクエリで、アニメが付属していた プロモの3段ブレイクでファクターが変更されたのと、MTGでCursed Scrollの誤訳された時ぐらいしか思い出せない。
コストやパラメータが余り変更されないってのは、変更を認識しにくいから。カードテキストって1枚1枚で違っているから、一部をパッと見て区別つくけど、コストやパラメータの部分って、どのカードも共通になっている。カードの一部をみると、エラッタが出てるか判断できない。
そういう部分にエラッタを出すって事は、誤認によるトラブルを大量発生させる。


つまり、デッキに入る水準にあるカードの内、多くに認識しにくいエラッタをが出たと言う事だ。
オフィシャルはネット上で告知するだけでなので楽だろうけど、実際にユーザにエラッタを周知・浸透させ、発生するトラブルを解決するのは、各地の販売店や大会主催者。
自分は、地元のお店で開催されている大会の運営をサポートしているのですが、大会運営側の立場でいうと、こういう状況になってしまうと、参加者にエラッタを告知し、不愉快なトラブル
無く大会を楽しんでもらうには、大変な苦労が必要となる。
まあ、自分の地元では、リセ・グランプリの2nd Stage予選は先週に開催されたばかりであり、次の予選は7月なので、影響少ないのが救いかな。


ぶっちゃけ、単にテストプレイをしっかりやってなかっただけかと。
欠陥商品を押しつけられたには違いないのだから、エラッタの周知浸透を販売店や一部のユーザ任せにせず、もう少し、実効的な手段をオフィシャルには講じて欲しいかと。
正直、エラッタ適用後のカードとの無償交換ぐらいやってほしいものである。



ところで、「リセ・コミ」っていつ実施されるんだろうか?
発売前に配布された無料冊子「リセ・ジェネ」だと、最初のリセ・コミは6月なんだけど、販売店さんの方に連絡が来ていない様子。