「悪魔の契約」 ファーストインプレッション

○良い点
・SPが反ったり、マークドになったりしなさそうな加工で、かつ、なかなか美しい。
・ドローキャラやセプチャ(0/0/3チャージ1インターセプトのキャラ)がコモン。特に♂分類なので使用頻度が高くなりそう。そんなキャラがコモンなのはありがたい。
・「魔術師の呪文」で突出してたダークロア・イレイザーがあまり強化されてない(ザフキエルが3/5/3じゃないか?とか、2F2Cになったアシュタルテーが3F3CだったSagaIの時と同じエフェクト持ちででるんじゃないか?とか懸念してた)。
・WIZ-DOM・極星帝国がそこそこ強化。メタが多少は動く。

○悪い点
・コモンに♂分類キャラが多いせいで、パックを向いていてビジュアル的な楽しみ薄い。正直、萎える。

○判断を保留したい点
・E.G.O.と阿頼耶識は弱いままじゃないか?
 E.G.O.は、大型ブレイクは出たけど、♂ドローがでたせいで、勢力の有利な点が薄れてしまった。
 阿頼耶識は、鈴鹿御前や3/5/3ブレイク群を相手に戦える、めぼしいブレイクが見えない。
・スタンダードが五雷法ゲーにならないか?

♂分類不要論

前提として述べておくと、女性ユーザを排除してまで♂分類を不要と論じる気はない。♂分類が特色を失って♀分類と差が無くなった事に疑念を感じてるだけである。

最初に、♂分類が存在することによるデメリットを指摘する。
・単純に分類の種類が多い。
・♂♀の区別が付きにくい分類アイコンが多い為、混同しやすい(例えばイレイザーとかクリーチャーはよく混同してしまう。アスリート・スカラー・霊能者・鬼・悪魔・ワーウルフ・ドラグーン・スキャナー・トライも混同しがち)。
この2点から、初心者に対してアクエリの敷居を高くする要員となっている。

カードデザイン面で♂分類と♀分類の大きく差異が付けられているなら、ゲーム性の向上に繋がるので、デメリットも許容できた。が、差異がなくなってしまっては、デメリットのみが目立つことになる。

♂分類って「大型ブレイクはサイズ大きくアビリティも強いけど、キャラクターとか軽ブレイクとかは乏しくて足回りが不自由」という特徴があった。これはゲーム性に良い味付けとなっていた。
が、ドローキャラもセプチャも各色に出て、ついでに1F0Cのブレイクまで出てしまっては、足回りの面で♀分類と差がなくなってきた。
「逆襲の巨蟹宮」で極星帝国のドローとセプチャが♂分類だったのは、勢力の特徴として捕らえることができた。けど、今回の♂分類の氾濫はかなり嫌だ。

やっぱり、ジェンダーフリーの流れはアクエリでも止められないのか。
分類による差がはっきり出てる方が、アクエリのゲームとしての面白さが高いと思うんだけどな。

7th Anniversary Project 第1弾

http://www.aquarian-age.org/event/report/060420_7th_anniversary.html

声優の「阿澄佳奈」さんをアクエリアンエイジのオフィシャルアシスタントに

最近の声優事情に疎いので、どの程度の人気がある人か知らないけど、この声優さんのファンがアクエリに入ってくるなら良いんじゃないかと。そー言えば、七枷のののたんがファンだったな。
大会に参加するって記述もあるし。スイスドローだと、負けてても対戦できる可能性があるから良いんじゃないかと。
http://blog.aniplex.co.jp/asumikana/
http://bbs1.on.kidd.jp/?0110/hrdkn
オフィシャルアシスタントって言う割に、アクエリ温泉には来ないんだね。

大会に参加って、大きいイベントの全国決勝ぐらいだと思うけど、BTの各地の決勝に参加したら凄いよな。地方だと、声優さんが来てイベントするって言われると、その声優のファンじゃなくてもアニメファンは興味を持って覗きに行くからな。インストアライブとかも併設すればアクエリを強くアピールできるだろうし。

アクエリアンエイジ7周年記念ドラマCD付限定BOX」の発売

本当に声優が豪華だったら良いんじゃないかと。
最近の声優事情に疎いので、誰が人気がある人か知らないけど。

アクエリアンエイジSaga3バーニアエクスパンション第1弾「恋人たちの協奏曲(ラバーズ・コンチェルト)」メインビジュアル公開

「蛇使いの杖」の時に、ひびき玲音さんを起用した意義が薄いような感じがあったけど、今回の絵は良かったんじゃないかと。自分の嗜好から外れた位置の作家さんなんで、よくわからないんだけど。
クオリティの差は、報酬の差なんでしょうか?

「恋人たちの協奏曲」への参加作家さんの中では、おーじさん・空中幼彩さん・すぎやま現象さん・高雄右京さん・ひな。さん・フミオさん・みけおうさん・森嶋プチさん・蘭宮涼さん辺りに期待かな(一部プレリパックに出ている作家も居るけど)。

アクエリアンエイジ生誕7周年記念大会第1弾「7th Anniversary Cup」の開催

今年の初頭に発表された大会スケジュールだと、この時期に(特に店舗で開ける)イベントの穴があくように思っていたんで、それが改善されるのは良いかと。
会場が名古屋ってのも、関東や関西の猛者が集まりやすいって意味では良いかな。
日程的に22日の土曜日って事は、翌日は同じ会場でD0のGP3決勝大会があるって事か。アクエリとD0の兼業ユーザーとしては、嬉しい日程の設定だと思う。
決勝会場の名古屋国際会議場って、近くに安い(1日1500円前後で打ち切りになるような)駐車場とか有るのかな? 有るといいなぁ。

ただ、単発のイベントでチャンピオンカーニバル出場権が無いので、優勝することに魅力が薄い気がする。放送局カップみたいに何かのラジオ(かないみか&いけっち店長のカードキングダムラジオ」とかかないみか&いけっち店長のカードキングダムラジオ」とかかないみか&いけっち店長のカードキングダムラジオ」とか)にゲスト出演できるとか、D0の赤王みたいな面白い立場に位置付けされるとか、「アクエリアンエイジ7周年記念ドラマCD」にゲスト出演できるとか。

ところで、プロモのニーニアンって、SP加工なんだよね?

アクエリアンエイジSaga3 7th Anniversary パック」の発売

正直、これは欲しいとは思わなかった。
自分がプレーヤー畑の人間で、SagaIからやってるから、全て持っているカードのパックに買う価値を見出していないだけなんですが。
桜沢いづみささきむつみ七尾奈留あたりの箔押しサインで人気は出るんと思うけどね。
質疑応答の方で叩かれていた「恋人たちの狂走曲」プレリリリースパックの時みたいな需要を想定して準備すると、不良在庫になるんじゃないかと。

「アクエリアングランプリ無差別級トーナメント」の開催

これ、これだよ、これ!
純粋に競技として面白いイベントだと思う。
それ以上に、スタンダードスタイルのエキスパンション・コンバートを実行しつつも、昔のカードを持つユーザへのフォローを忘れないって姿勢を示しているのが好印象である。
MTGだと、少なくとも日本ではスタンダード一辺倒で、エクステンデットとかそう言うのって刺身のツマみたいな扱いでロクにイベントが無かった。モンコレが2に移行した後も同じようなものだった。

あと、「無差別級」ってネーミングがなかなか良い。

ルールサマリーの施行

Q&Aの整理実行

この2つはユーザやジャッジが希望して実現したもので、今まで散々触れてきた。

最近もD0スレに

同じカードの裁定でも引用するQ&Aによって180度解釈が変わるアクエリとか、

って書かれてたけど、そんな惨状が改善されたのは嬉しい。

エクスパンションコンバートの施行

やったー。「魔切り」と「アブソリューション」が消える。ついでに「聞仲」と「着せ替えメイド」も消える。
「五雷法」とか残るのが不安材料だけどな。

新スタイルへの改定

要はSagaIIスタイルの新設。
「蛇使いの杖」発売後の時点でのスタンダード。
このスタイルの必要性は無差別級トーナメントの項で述べたので割愛。
でも正直、「聞仲」「着せ替えメイド」「五雷法」とあるスタイルをやる気にはなれないけど。この辺、2枚制限にしてくれないかな?

マジキューとの全面的な提携

発表会でも最後に持ってきたって事は、今回の発表における、最大の目玉なんだろうな。
「MEGAMIマガジン」との提携が終わり、「ぎゃざ」も誌名変更してTCGの比率を下げるので、こう新しく提携雑誌ができるのは良いんじゃないかと。

俺、マジキューの事はよく知らないんだけど、読者をアクエリに引き込めるような企画になるといいな。
マジキューマスク」みたいなのもやってくれるといいないいな。

質疑応答に関連して

「恋人たちの協奏曲」プレリリースパックの品切れ問題を絡めて、「7周年記念大会の記念パック」の販売数に関連する質問があった。
自慢するわけじゃないが、プレリパックが供給不足じゃないかと言う懸念は、発売前にblogに書いたことがある(http://d.hatena.ne.jp/Nakaji_c/20060121)。プレーヤー畑の人間の思考で論証したので、コレクター畑の人間の思考が欠落してる分を差し引くと、半分ぐらい予想通りの結果となった。

正直、ここの超訳http://d.hatena.ne.jp/yanagi38/20060420)の言う通りで、一般論として欲しい商品を欲しい数だけ手に入らなかったのは予約しない方が悪いんだけど、「恋人たちの協奏曲」プレリリースパックに関してはブロッコリー側に非があると考える。
SagaI時代から「プレリリースパック」と銘打たれた商品は、本来の収録されるエキスパンションが発売されるまで大会での使用は不可能であった。その為、プレーヤー指向の人間はプレリリースパックを無視してた。当然、販売店には予約してない。
が、1/7のユーザカンファレンスにて、「プレリリースパックは発売してすぐ使用可能」「環境を変えるようなカードを選んで収録する」って情報が出たので、状況が一変。プレーヤー指向のユーザもプレリパックをある程度は買わないとならないと考えた。
自分は慌てて、翌日に予約を入れたので間に合った。実は、予約ができるギリギリの時期だったらしい。カンファレンスに行かなかった人にまで情報が伝わるのには時間が掛かる。情報を手に入れるのが遅かった人間は、予約が間に合わなかった。

予約してくれって言っても、予約にギリギリ間に合うか微妙な時期に買う量の判断を大きく左右する情報を出されても困る訳である。

プレーヤーとしての視点で企画を検討できるブレインが足りてないように思える。

ちなみに、プレリリースパックは環境を変えるのに成功したとは言えない。GP2006のSaga3はメタデッキが優勝したとはいえ、実際に参加者はプレリリースパック前から強かった黒や緑を選択していた。環境を変えるといっても、以前から強かったデッキを強化しただけであったのだから。
「恋人たちの協奏曲」プレリリースパックの失敗を受けて、今後は収録エキスパンションの3ヶ月以上も前にプレリリースパックを発売するような商品展開は止めて欲しいと思う。

雑感1

OHPに掲載されたレポートに、ユーザー記者の書いたものに対するリンクが書いてあった。D0の時、自分が行けなかったイベントに関して、ユーザー記者の書いたものを見るのに苦労したことを考えると、これは便利。
このリンクが無ければ発見できなかったような、アクエリプレーヤー以外の人のレポートとかも見れたのは特に評価してよいかと。

雑感2

この内容だったら、平日にイベント開くより、全国各地からアクエリプレーヤーが集まっているグランプリの決勝の際に併設しても良かったんじゃないかと。