各レアリティ別の出現比率公表

レアリティ別の出現比率が公表された。
○パラレルカード

レアリティ 種類数 出現率
スペシャ secret 8BOXに1枚
トリプルレア secret 4BOXに1枚

○通常カード

レアリティ 種類数 出現率
ダブルレア 8種 1BOXに4枚
レア 20種 1パックに1枚
アンコモン 28種 1パックに2枚
コモン 32種 1パックに4枚
クライマックス 12種 1パックに1枚

「n箱に1枚」な高レアリティについて

■■■パラレルって?
まず、「n箱に1枚」で出現する高レアリティのカードがパラレルである事が公表されたのは一安心。
パラレルって事は、ダブルレア以下に同じカードが存在するって事。絵違い、または加工違いって事である。

 □ 高レアリティカードがパラレルじゃない弊害
俺は『CLAMP in CARDLAND』を発売直後に手を出したが、長続きしなかった。
辞めた主な原因はエキスパンション第2弾発売までに全国大会が開かれなかった為。UPDは、前作『牙TCG』同様の売り逃げに走ると判断したからである。
が、16Boxに1枚の封入率であるシークレットレアの存在が、撤退の判断を後押しした。CiCのシークレットレアはパラレルで無かった。つまり、同じ効果のカードが低い封入率で存在しない。
そのカードは、トーナメントレベルのデッキを作るのには不要な性能であったし、カード種別がストーリーカードで、デッキに1枚あればよいカードであった。
しかし、このシークレットレアが、俺が作りたかったファンデッキに必要であった。
このデッキを作れるか否かがモチベーションの維持に重要であった。
このデッキを作れなかったので、正直、心が折れた。

 □ 高レアリティカードをパラレルにしている成功例
俺はLyceeを、現在は割とカジュアルなレベルで遊び続けている。
このタイトルには、4Boxに1枚の封入率でラッキーカード成るものが存在する。
ラッキーカードとは、端的に言えばプロモ5枚との引換券である。
引き換えられるプロモは、製品版にあるカードの絵違い。原作タイトルのイラストを使ったプロモである。
Lyceeは複数の原作タイトルを持つTCGであるが、製品版のイラストは数多くのイラストレーターによって描かれており、原作タイトルのイラストはあまり使用されていない。なので、原作ファンには価値が高いプロモになるが、そのタイトルに興味が無い人間には無視できるカードである。
例えば俺なら、『07th』のラッキーカードで貰える《竜宮レナ》《北条沙都子》《古手梨花》あたりはオフィ絵の方を使いたい。が、これらのカードは製品版に同じカードが在るので、オフィ絵のカードを集められなくてもデッキ構築に支障は無い。
ラッキーカードも、一応はカードの体裁を取っているのでデッキに入れることができる。が、ファンデッキでも入れないレベルにまでカード性能を落としている。どーしてもデッキに入れたいなら、交換済みのラッキーカードは安価で入手可能だ。
ゲーム性を損なわないでコレクション性を高めている意味で、成功例であると言えよう。

■■■加工違いの場合に気になる点
気になるのは加工違いの場合の加工方法。
プロレヴォLyceeや昔のアクエリみたいな全面Foilは時間の経過と共にカードが曲がってマークドになるから嫌だな。
かと言って、D0みたいな枠とカード名のみ箔押しは豪華さが足りない。
やはり、今のアクエリみたいなプリズム加工が良いかな。アレなら反らないし、豪華さも充分である。

通常カードについて

■■■ダブルレアとレア
ダブルレアの封入されているパックに、レアが入る仕様なのか気になる。
が、雰囲気的にD0のシルバーレアと似たものだと考えよう。
ダブルレアは1箱4枚で、1箱は20パック。これが8種あるのだから、特定のダブルレアを引くのに必要なパック数は、40パック。
レアは1箱16枚になるから、20種ある特定のレアを引くのに必要なパック数は、25パック。
ダブルレアの出現比率は、レアの1/2よりは緩い。そこまで厳しいレアリティでないと言えよう。

D0のシルバーレアと言うと、D0ユーザの中では批判が強い。
批判が強い理由は、発売最初にはシルバーレアが存在せず、また、アンコモン中心で充分に戦えるデッキが組めたのに対して、5つ目のエキスパンションであるセカンドセンチュリーからシルバーレアが導入された為である。ユーザからすれば裏切られた感が強いのである。
最初っからダブルレアがある分には、上記の批判は発生しない。
その分、手を出す人間が少なくなるだろうが。

■■■ダブルレアの問題点
1パックに1枚よりも希少な封入比率にした場合、パックがサーチ可能に成るという問題点が存在する。
出現比率的に厳しくなくても、サーチの可能性がある以上、パック単位での購入が安心できず、箱単位で購入になるのが嫌なんだよな。

■■■クライマックスカードにレアリティが無い点
12種で1パック1枚なら、28種で1パック2枚のアンコモンより、若干出現頻度が高い程度なんだよね。
実質的にアンコモンが1パック3枚で、内1枚がクライマックスカード固定ってみなせる。
とは言え、特定のクライマックスカードを4枚集めるには期待値で48パック開ける必要がある。
多少の偏りを考えて、3箱ってのが購入の目安ラインになるね。

おまけ

※封入比率は、総生産数に対して計算されております。
  ボックスやカートンに対する比率ではございません。

ボックス当たり枚数、カートン当たり枚数については仕様を保証しないって宣言ですね。まぁ、こう言う風に比率を発表するのが珍しいので、保険は必要って事でしょう。