ルールサマリー発表によるルール変更点のチェック

とりあえず、気が付いたものをピックアップ。

【捨て札置き場】

・捨て札置き場のカードの確認
 原則として捨て札置き場のカードを確認することはできません。

・捨て札置き場のカードを対象とする効果
 捨て札置き場のカードを対象とする効果が発揮された場合、捨て札置き場のカードを確認することができます。

今までは、使用宣言時に確認できた(目標の指定とコストの支払いを終えた後)が、効果発揮時に変更された。使用宣言をすれば目標を指定する前に捨て札置き場が確認できると言う誤解があったが、それが出来ない事が明確になったと言える。

【エフェクト】その1

・エフェクトの効果によって存在しているキャラクター
 エフェクトが無効化されても、エフェクトを持つキャラクターが捨て札になった場合でも同時に捨て札されます。

6月に出た逆転裁定によって「場に残り続けるキャラクター」(レッドマジシャン “フレア・シュナイダー”の「アストラル」やフレイムエンジェル “リン・グラフィアス”の「炎」等)と「ターン終了時等の特定の期間で捨て札されるキャラクター」(航宙母艦 “エリー”の「迎撃機」や符術士 “呉 瑛礼”の「式神壱式」など)と言う切り分けが発生して混乱していたが、逆転裁定前の状態に戻った。

【エフェクト】その2

・支払ったパワーカードを〜としてセットするエフェクト
 エフェクトコストがXの場合に、0コストを支払って0枚のパワーカードをセットすることはできません。

これは、そういうものだとして覚えてください。

【エフェクト】その3

・エフェクトの効果を受けない
 エフェクトの効果を受けないキャラクターはエフェクトによって作られたキャラクターとのバトルでのダメージは受けます。

QA-214,QA-215とは逆の内容になっています。
まぁ、これは元々の裁定がおかしかったので、整合性あるものになったと言えます。

【コスト】

・支払ったコストを〜する
 支払ったコストを、パワーカードとしてセットしたり手札に戻す場合、コストとして支払っているので、一度表にして捨て札置き場に置いた後に移動します。

・タイミング
 エフェクトやカードに「手札に戻す」と記述されている場合、手札に戻るタイミングはエフェクトやカードの効果発動時です。宣言時ではありません。

・効果発揮時にコストとして支払われたカードが捨て札置き場以外の場所に移動していた場合
 効果発揮時にコストとして支払われたカードが捨て札置き場以外の場所に移動していた場合、効果は発揮されません。

「タイミング」で述べられてるのは、「ぐるぐるめがね」や「マクスウェルの悪魔」のエフェクトや「ホムンクルス・キティ “チカ・タイガーフィート”」のアビリティの話である。「ヒュプノティスト “谷津 瞳”」や「魁巫女 “斎木 奈々”」のBCBおよび「試作戦闘機NFX−03」や「七支刀」のアビリティによるACBとは関係ない話である。BCBやACBには「エフェクトやカードの効果発動時」というタイミングがないからである。これらは、相変わらず、宣言時に手札に戻る。

また、「効果発揮時にコストとして支払われたカードが捨て札置き場以外の場所に移動していた場合」で述べられている内容は、「支払ったコストを〜する」効果の効果発揮時の話である。宣言時に効果を発揮するアビリティ等で支払ったコストが捨て札置き場以外に置かれた場合、および、レスポンスで「錬金術士 “ジョゼフィーヌ・ド・カリオストロ”」等のエフェクトを使った場合などが相当する。
要は、インフィニティを持った「神仙 “瑪瑙”」がエフェクト「(X):目標の、あなたのテリトリーのキャラクターひとりに、このエフェクトのコストをパワーカードとしてセットする。」を使った場合、支払ったコストはスキルによって手札に戻っている為、目標にパワーカードはセットされないと言うことだ。また、瑪瑙のエフェクトのコストとして持続時間が「瞬間」のファストカードが手札に戻った場合にレスポンスで使用しても、そのファストカードはエフェクトの解決時に捨て札置き場にあるが、エフェクトのコストとして支払われたカードではなく、ファストとして使用され効果時間が終わって捨て札されて捨て札置き場に置かれたカードとなっているので、当然、エフェクトの目標にパワーカードとしてセットされない。

【優先順位】

・カード種類も必要ファクターもコストも同じ
 カード種類も必要ファクターもコストも同じカード同士の記述が矛盾した場合、カード同士の記述が矛盾した場合、
1:E.G.O.
2:阿羅耶識
3:WIZ-DOM
4:ダークロア
5:極星帝国
6:イレイザー
の順に優先して処理します。

優先順位の解決方法が新たに追加された。
これにより、「ブライト・ウィング “一色 真純”」と「女伯爵 “エルジェベート・バートリ”」の効果が矛盾している問題が解決された。
ちなみに、QA-2537及びQA-2538では「女伯爵 “エルジェベート・バートリ”」が優先されると言う裁定が出ており、ルールサマリーを適応するとこのQAとは逆の結論になるから、その点は注意が必要だ。

【同時処理】その1

・同時処理内の処理順
 同時処理される効果内で処理順を決めなくてはならない場合、効果を受けるカードのオーナーが任意に順番を決定します。しかし、ゲーム上はあくまで同時に起こったものと見なします。

例えば「“ディーヴィ” 魔神ドゥルガー」+「魔槍グングニール」のように、同時だと言われつつも根拠の示されていない処理順番が示されている裁定群に対して、いちいち処理順を示すのではなく、処理順を決めるプレーヤーを示したのは画期的な内容だと言えよう。
この場合、「効果を受けるカードのオーナー」とは、ガード宣言を行ったプレーヤーである。今まで通りの、コンボの成立しない順番での解決が可能である。

【同時処理】その2

・複数の同時バトル
 複数のバトルが同時に起こった場合で、処理順を決めなくてはならない場合、アタック宣言を受けたプレイヤーがガード宣言を行った順に処理します。

「秋の神 “デメテル”」の参加するバトルが含まれている場合や、「エフェクトの効果によって存在しているキャラクター」とそのエフェクトの持ち主が参加するバトルが含まれている場合などの処理方法が示された。