KoK地区決勝の形式に関する話。

先に結論から書くと、ブロッコリーのイベント担当人、マジゴット。
イレイザー復活*1から始まって、毎週の様に出る大量の逆転裁定*2、『ぎゃざ』に載ったダメなテキスト*3&カードパワーインフレなデザイン*4のカードなどで、色々と評価を落としている最近のブロッコリーだけど、これで幾らか評価を回復したと思う。

KoKの地区決勝はスイスドロー。優勝するには全勝縛りなんだけど、権利の繰り下がりを考えると、1敗しても目が有る。全国大会ほど遠くないとは言え、隣の県から来ている人間も居るわけで、そう言う人がいきなり失望しなくて済むのは良い。
でも、2敗とかするとドロップしたくなる。そういう訳で、今回のスイスドローではドロップが認められている。
ドロップを認めるのは良いけど、今まで使われていたオポーネントの計算方式には不備があって、対戦相手にドロップされると非常に不利になる。そこで今回は、オポーネントパーセンテージ『っぽいもの』を見るように変更されていた。
この『っぽいもの』って部分が重要。以下に要点をまとめてみた。

  • 今までのオポーネント
得点をそのまま見る。
計算は楽だけど、ドロップが出た場合は不公平。
  • MtGとかで採用されているオポーネントパーセンテージ
得点を(参加したラウンド数×3=全勝の場合の得点)で割る。
ドロップが出た場合も公平だけど、計算が超面倒。
  • 今回のオポーネントパーセンテージ『っぽいもの』
得点を参加したラウンド数で割る。
ドロップが出た場合の公平性はそのままで、計算は比較的楽。


さらに、ミニマムパーセンテージ制度も導入されていた。一般的にスイス式トーナメントでオポーネントを見る場合、1/3以下のオポーネントは1/3に切り上げる。これをミニマム(パーセンテージ)などと言うのだけど、今回の『っぽいもの』では、得点を参加したラウンド数で割ったものが「1未満なら1に切り上げる」そうだ。

以上のことを平たく言うと、「ドロップ可能だけど、対戦した人にドロップされても不利にならない」って事。

で、まあ、今まで要求されていた事が受け入れられたってだけで、何をこんなに騒いでいたかと言うと、MtGで行われていたオポーネントパーセンテージの計算方法と比べて遥に楽な計算方法を編み出したと言う点を高く評価しているのだ。

で、以下は、大会の後に運営の為に来ていたブロッコリーの社員の人といろいろと話をして聞いた内容。調子に乗って、毎週の様に出される大量の逆転裁定や、『ぎゃざ』に載ったカードに対する不満などもぶつけて来た。

  • 今回の方式はブロッコリー内のイベント担当の人達で話し合って、KoK地区決勝用に考えたものであり、今後、他の予選のスイスドローに採用するかは不明である、との事。
  • Q&Aに関してはブロッコリーとしては改善するように言っているけど、ルーリング及びカードデザイン担当の中井まれかつさんらのチームは別のところなので、要望がちゃんと改善されない、との事。
  • 『ぎゃざ』に載ったカードはレアリティ表記が★★★であり、開発中の仮カードであるとの事。

アクエリと言い、Lyceeと言い、ブロッコリーTCGを販社として盛り上げるノウハウは十分に有るけど、TCGのデザインを担当する下請けに恵まれないって事だろうか?
個人的には、次に出すTCGは遊宝洞にデザインを発注すれば良いと思う。

*1:ライブラ〜SagaI末期が黒単一辺倒だった事からも判る通り、ゲームバランス崩してるから排除したんじゃないのか? 何故、今になって戻す?

*2:QA-2031とかQA-1368は元が変だったり他の整合させる為に必要だったりするんだけど、QA-823とかQA-1755とかQA-2118とかQA-2237とかQA-2364はマジ意味不明。逆転しないとならない理由あるの?

*3:パニッシュメントⅡは自分の支配キャラにだけ影響する自爆の上位カードですかw

*4:1F0Cチャージ1ブレイクって本当にテストプレイしたん? 先攻ゲー加速&瞬殺コンボ系を組み易くするだけ